出版社内容情報
青森・山形・三重の三つの村の戦前、戦後、現在の姿を描く。産業としての基盤が脆弱化した農業の背景に何が起こったのか。価値観や行動原理の変容の過程をたどることによって、将来の村づくりと定住条件を構想する。
目次
1 青森県・島守(戦前の島守;第2次大戦後の島守村の変化;島守村の現在;島守ものがたり)
2 山形県・矢馳(数年おきに5回訪れたムラ;農地改革直後の矢馳;基本法農政直前の矢馳;高度経済成長下の矢馳;矢馳の現在;矢馳の農家日誌から)
3 三重県・勝田(農業基本法農政の実験場として;協業経営再編後の勝田;勝田の現在;協業経営の四季)