人間選書<br> 海と魚と原子力発電所―漁民の海・科学者の海

人間選書
海と魚と原子力発電所―漁民の海・科学者の海

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  • サイズ B6判/ページ数 308p/高さ 19X13cm
  • 商品コード 9784540881336
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0036

出版社内容情報

いま、ここだけの豊かさのために未来と自然の財産を貪る原子力発電所。10年、20年と、原発をつくらせないできた全国30カ所以上の漁民の持続力に学び、脱原発の方向性を探る。

目次

漁民の時間と自然観に学ぶ反原発運動の持続性(むらの再生・創出をかけて;「海盗り」から海を守る漁民の闘い;対談―自然のリアリティを求めて〈関曠野氏と〉)
海も魚も原発と共存できない(海を知らない科学者;原発温廃水による漁業破壊の実態;スリーマイル島事故―「死の灰」は川から海へ;福島第一原発周辺海洋生物の放射能汚染;核廃棄物の海洋投棄は人間の危機;海洋投棄で海が死滅する日;海洋投棄―小笠原島民の闘い;原発は漁を殺す;「核燃料サイクル施設」―その漁業への影響(青森県民シンポでの講演記録)
“原発”をはねかえす下北半島の漁民たち
チェルノブイリ原子力発電所の事故と水産業
人として生きる人の結びつきが、原発を止める)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

更紗蝦

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原発による海洋汚染、及び、それが漁業に与える悪影響に焦点を当てた本です。一般的には「温排水」と呼ばれるものを、敢えて「温廃水」と表現しているところに、著者の怒りが凝縮されています。今ではほとんど忘れられている、日本による放射性廃棄物の海洋投棄に関する記述には、怒りと、恐怖と、南太平洋の島々の人々への申し訳なさでいっぱいになりました。原発を拒否し続けた人々の記録もかなり貴重です。2013/04/09

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