出版社内容情報
江戸時代の農民は年貢を納める”本業”の陰で特用・特産作物つくりや農産加工に精を出し、こまめに稼ぎまくっていた。近世庶民の仕事おこしと経営技術の実像を浮き彫りにする。
内容説明
江戸時代の農民は“脱サラ”の先駆!?年貢を納める“本業”の陰で、特産・特用作物つくり、農産加工に精を出し、こまめに稼ぎまくっていた近世庶民の実像を浮き彫りにする。
目次
第1部 江戸時代の諸稼ぎ(専兼共存の農村;小農と諸稼ぎ;不慮なる稼ぎから相応の稼ぎへ;稼ぎ仕事の展開方向;余業と余作と手間取り;領主の諸稼ぎ規制と国益政策;諸稼ぎ農民の意識と能力;農耕の位置)
第2部 江戸時代農民の生活活路と諸稼ぎ―蚕糸・絹織物生産地域のばあい(近世における蚕糸・絹織物業の発展;蚕書にみる養蚕業;享保期前後の農桑と諸稼ぎ;畑作農村の蚕糸業;農業経営と蚕糸業の位置;山国の諸稼ぎ;特産絹織物生産への生活活路)