出版社内容情報
農業危機へ日本の農民はいかに対処しているのか。その一つの方法として、むらによる集団的土地利用を追究し、農漁村、混住化地域におけるむらづくり=地域社会形成の展望を探る。
内容説明
村研年報の発行は、本年より農文協(農山漁村文化協会)より装いを新たにして発行されることとなりました。昨年の大会は共通課題「土地と村落」の3年目でまた最終回に当たり、その副題を「戦後土地所有の変化と地域農業」として開催されました。
目次
集団的土地利用をめぐって―共通課題「土地と村落」、3年間の論議から
土地と村落―混住化地域のコミュニティの現状
農家志向の多様化と村落―80年代半ばの庄内地方
稲作北限地帯における減反政策の展開と農民生活―北海道美深町T部落・P部落・H部落の事例研究
土地所有と農地の集団的利用―丹後機業地帯における畑作集落の砂丘地農業の事例に基づいて
佐渡東浜の一漁村における村落の展開と構造
牡鹿半島一漁村における戦後の漁家経済の動向と「漁村社会」の変化―宮城県牡鹿郡牡鹿町泊浜を事例として
研究動向