出版社内容情報
近藤康男を代表とする「農林行政を考える会」が、1980年から86年までの農政の基点を論評する。80年代農政の力点が、生産政策から消費政策へ傾斜してゆくようすを明らかにする。
目次
年頭所感 1980~1986年(80年代の初頭にあたって;日本農政のあり方を想う;南北問題、二つの国際会議 ほか)
時評(及び腰転作政策批判;地域農政と農地法;農業をだいじにする国;理念なき第2臨調;バイオテクノロジーと農法;美談と貧困;協同組合間協同が提起したもの;軍事大国化と農水予算;基本技術の手抜かり;農地の賃貸借をどう考えるか;過剰と不足の併存構造;むらおこし運動の事業化;日本米の百年の大計は?;農業後継者問題に思う;毒入りワインの教訓;アフリカの飢餓は終わったのか;グルメ・ブームと食文化 ほか)