出版社内容情報
ふとんの真綿やハタ織の材料として大切に使われたまゆ。機械化、大量飼育されていない、組合製糸のなかった昭和初期の養蚕の話を通じて、先人の労苦と知恵を学び、自給自足の大切さ、「くみあい」設立の原点を考える。
内容説明
この絵本は、農協の第3次中期計画の基本方針である「ふるさとと農業を見直す」事業の中の教育広報の一環として発刊しました。機械化、大量飼育をされていなかった明治、大正、昭和初期の「蚕飼い」の話を通じて、先人の労苦と知恵を学び自給自足の大切さと「くみあい」設立の原点を考える一助にしたいと思います。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ochatomo
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『方々に組合製糸が出来てからは仲買人やボテフリに買い叩かれんようになり、組合の有難味を感じたなむし』 元本1979年 1986刊2019/05/26
ワタナベ読書愛
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1979年刊行。長野県で明治大正ごろの、養蚕農家の様子を描いた絵本。電気のない時代、手作業で家で蚕を飼い、糸を作る仕事は想像以上にハードだ。しかも、流通も発達しておらず、情報も手に入りにくいので、悪い商人に安く買いたたかれたりなどの問題もあり、生産者が重労働&貧乏という恐ろしい状況に置かれていたことが伝わってくる。ご先祖様たちがいかに大変な時代を生き残ってこられたかわかり、尊い。今はなかなかこういう本当にこの時代を生きた人から聞いたりして作品を作ることが難しくなった。多くの人に読まれたいと、本も言っている2023/03/11
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