目次
1900‐1913伝統と建築デザイン
1914‐1938建築ドローイングにおける近代実験
1939‐1959近代建築ドローイング
1960‐1973建築ドローイングにおけるカウンターカルチャー
1974‐2000建築ドローイングにおける巧妙性
著者等紹介
バインガム,ニール[バインガム,ニール] [Bingham,Neil]
建築デザイン史家。ロンドンの王立英国建築家協会で建築ドローイングのキュレーターをへて、英国王立芸術学院にて建築ドローイングのコンサルティングキュレーターを務める
谷本開作[タニモトカイサク]
翻訳者。横浜生まれ。1995年に渡英し、ロンドンメトロポリタン大学建築学部卒業の後、ロンドン市内の建築事務所に勤務。戸建や集合住宅のプランニングなど、さまざまな物件の設計を手掛ける。2009年の帰国後は、翻訳者、コーディネーターとして建築、土木、ITから国際協力までを含む多くの分野のプロジェクトに関わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nbhd
13
なかでも、ザハ・ハディドのドローイングの「尖り」には、なかなかすごいものがあった。デザインとか建築とか、写真カタログをふくめて100冊以上読んできて、ようやく気付いたのは「結局のところ、じぶんはラクガキが上手になりたい」のだな、ということ。建築家になるわけでもないし、図面見ても建物が浮かび上がって見えるような能力もないし…もののかたちが定まる直前のひりひりする瞬間の感覚、そういうのがある、あまり上手すぎないラクガキ。ドローイングのいくつかには、あこがれのひりひりがあった。2017/09/24
RingWondeRing
3
空から見てるイメージで複葉機の翼が描いてあったり、夜のライティングされてる様子だったり。設計図というより、この建物はどうありたいかを自由に描くのがドローイングと勝手に理解した。素人の戯言なんだけど、国立競技場や五輪ロゴの問題を見てると「あんたら手で描いてるか?」と言いたくなる。身体感覚に落とし込めてないんじゃないのか?って。2015/08/15