長良川のアユと河口堰―川と人の関係を結びなおす

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長良川のアユと河口堰―川と人の関係を結びなおす

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  • サイズ A5判/ページ数 232p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784540231278
  • NDC分類 517.215
  • Cコード C0045

出版社内容情報

かつて、川には、人々の生活が息づいていた。夏の水辺は、水遊びの子供達でいっぱいだった。私達は、この国の自然に生かされ、文化を育み、時を繋いで来たのではなかったか。
山口 保(木彫工房メリーゴーランド)

いつのまにか川は、ただの水路となり、山は無価値なものとして、打ち捨てられてしまった。いずれ「バチ(罰)が当たる」と、祖母の言葉を思い出した。
山口一郎(サカナクション)

日本三大清流に数えられる長良川は、本州の大河で唯一本流にダムと堰のない川と言われ、山・川・海の連続した生物圏の上に豊かな水文化が育まれてきた。アユをはじめ海と川を回遊する生き物、汽水域で生活する生き物は長良川の大切な恵みであり、川の生物圏の連続性、持続可能性の指標だが、河口堰はその営みを分断した。2015年、長良川の天然アユは岐阜市で準絶滅危惧種に指定(後に削除)、「清流長良川の鮎」が世界農業遺産に認定された。本書は、生物多様性の喪失が地球の限界を超えている時代に、川の生物圏を再生し、社会や経済の基盤として復権させ、川と人の関係を結びなおす可能性を探る。



〈本書の構成〉
はじめに――世界農業遺産、日本三大清流のアユは語る………蔵治光一郎
Ⅰ 長良川の恵みと なりわい今昔 ………………………………岩佐昌秋/中山文夫/大橋亮一/平工顕太郎
Ⅱ 長良川のアユと生態系に起きていること……………………高橋勇夫/古屋康則/向井貴彦/原田守啓
Ⅲ ふたたび、いのち幸ふ川へ――河口堰という試金石………蔵治光一郎/小島敏郎/今本博健/藤井智康/鈴木輝明/富樫幸一/伊藤達也
Ⅳ 河口堰の最適運用に向けて……………………………………武藤 仁/青山己織/伊藤達也
おわりに――近くて遠い川と人の関係を結びなおすために……蔵治光一郎
【付録】それが「長良」やがね……………………………………大橋亮一/尾瀬妃那実

カバー・表紙画 村上康成



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内容説明

生物多様性の喪失が地球の限界を超えていることが明らかになった時代。河口堰によって分断された清流長良川の長大な生物圏を再生し、社会や経済の基盤として復権させ、川と人の関係を結びなおす可能性を探る。

目次

はじめに 世界農業遺産、日本三大清流のアユは語る
1 長良川の恵みとなりわい今昔
2 長良川のアユと生態系に起きていること
3 ふたたび、いのち幸ふ川へ―河口堰という試金石
4 河口堰の最適運用に向けて
おわりに 近くて遠い川と人の関係を結びなおすために

著者等紹介

蔵治光一郎[クラジコウイチロウ]
1965年東京都生まれ。東京大学大学院農学生命科学研究科教授。博士(農学)。専門は森林水文学、森と水と人の関係。1989年東京大学農学部林学科卒業。同大学院博士課程在学中、青年海外協力隊員としてマレーシア・サバ州森林研究所に勤務。東京大学助手、東京工業大学講師、東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林准教授、同・愛知演習林長、同・生態水文学研究所長を経て現職。愛知県長良川河口堰最適運用検討委員会委員、矢作川森の研究者グループ共同代表、水循環基本法フォローアップ委員会座長などを務める。編著に『水をめぐるガバナンス 日本、アジア、ヨーロッパの現場から』(東信堂、第19回高地出版学術賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kitakama633

0
ダムよりは、原発が好き♪2024/08/21

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