出版社内容情報
少子・高齢化をいち早く経験した中山間地域は、課題先進地であり、新しいライフスタイルとビジネスモデル提案の場である。中山間地域の歴史とデータからみた現況をおさえた上で、中山間地域における諸課題を36テーマ別に問題の所在とそれにかかわる取り組みをコンパクトにまとめる。さらにこれらのテーマに総合的に取り組む先発地域を紹介し、再生のポイントを識者や現地の実践者が提言する。本書は、類書が無いなかで、中山間地域というプリズムを通した未来社会へのガイドブックとして長く活用されることが期待される。
監修:佐藤洋平、生源寺眞一
編:中山間地域フォーラム
執筆:小田切徳美、村田泰夫、野中和雄、三浦進、井原満明、小野文明、竹田麻里、佐藤大祐、上垣喜寛、西原是良、小林和彦、荘林幹太郎、図司直也、橋口卓也、藤山浩、山浦陽一、服部俊弘、守友裕一、尾原浩子、榊田みどり、甲斐良治、役重眞喜子、多田朋孔、牧山正男、糸長浩司ほか
【目次】
Ⅰ 中山間地域とは、その歴史と課題
Ⅱ データで見る中山間地域
Ⅲ テーマで見る中山間地域の課題
Ⅳ 地域事例に見る中山間の近未来
Ⅴ 中山間地域再生のポイント―私はこう考える―
内容説明
人口減少と高齢化を先取りしてきた「中山間地域」が、いま、新しいライフスタイルとビジネスモデル提案の場となりつつある。そこでの課題と取り組みを「田園回帰」「半農半X」「関係人口」など36テーマでコンパクトに解説。概況やデータ分析、事例、提言とあわせて未来社会を展望する。
目次
1 中山間地域とは、その歴史と課題(中山間地域の実相と位置;中山間地域政策の展開と課題)
2 データで見る中山間地域(中山間地域とはどのような地域か;中山間地域の集落 ほか)
3 テーマで見る中山間地域の課題(戦略;くらし ほか)
4 地域事例に見る中山間の近未来(町村の取り組み;フォーラムとの連携 ほか)
5 中山間地域再生のポイント―私はこう考える“提言”(中山間地域再生のモデルを整理して全国に広める;三つのステップ―点から線、そして面へ ほか)
著者等紹介
佐藤洋平[サトウヨウヘイ]
中山間地域フォーラム特別顧問。東京大学名誉教授。農学博士。国際農業バイオシステム工学アカデミー(iAABE)。東京都生まれ。東京大学教授、専攻長、評議員を務め、2004年定年退官。2005年独立行政法人農業環境技術研究所理事長(2011年退任)。この間、農村計画学会会長、農業土木学会会長、国際水田・水環境工学会会長、国際農業工学会理事、日本学術会議会員、食料・農業・農村政策審議会委員などを歴任。中山間地域フォーラム初代会長。現在、(一社)農業土木事業協会会長
生源寺眞一[ショウゲンジシンイチ]
中山間地域フォーラム会長。福島大学食農学類教授。1951年愛知県生まれ。東京大学農学部卒業。農林水産省農事試験場研究員、北海道農業試験場研究員を経て、1987年東京大学農学部助教授、1996年同教授、2011年名古屋大学農学部教授。2017年福島大学に着任し、2019年4月からは食農学類長。これまでに東京大学農学部長、日本農業経済学会会長、食料・農業・農村政策審議会会長などを務める。現在、全国町村会・地域農政未来塾塾長、全国大学生活協同組合連合会会長理事など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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