有機農業と慣行農業―土と作物からみる

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有機農業と慣行農業―土と作物からみる

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  • サイズ A5判/ページ数 176p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784540211041
  • NDC分類 615
  • Cコード C0061

出版社内容情報

有機農業と慣行農業による「土の良しあし」「農産物の品質(栄養・安全性)」「環境への影響」など、
消費者が抱くステレオタイプの「思い込み」や垣根をつくって分断する風潮に対し、科学的な根拠をもって、その間違いを一つずつ丁寧に解き明かす。
堆肥も化学肥料も農薬も、その利用目的は作物をよりよく生育させ、高品質で収穫量を増やすことにある。
問題は使用方法。有機農業でも堆肥を必要以上に与えれば、作物の品質や土、地下水、大気などに悪影響を及ぼす。
健全な作物や土をつくるうえで、有機も慣行もどちらも大切な農業である。

【目次】
1章 そのお話は思い込み?
 堆肥をまかなきゃ土はできない?
 食への多様なこだわり
 健康な土、健康な食べもの、健康な体
 食べものへの思い込みはどこから来る?

2章 作物の養分とその吸収・利用―有機農業と慣行農業、何かちがうのか
 作物も養分なしでは生きていけない
 植物の養分とは何かを探し求めた歴史
 土の生き物が有機物を植物の養分に変える
 植物の養分は何か?――必須養分の探求
 養分が植物の根から吸収される形態
 養分イオンを土が保持するしくみ
 植物が根から水や養分を吸収するしくみ
 養分吸収の例外的なしくみ
 植物による窒素利用のしくみ―植物に必須アミノ酸はない
 有機物か無機物か、養分の形態を対立的に考える必要はない

3章 食べものが生産される場としての土
 原始地球に土はなかった
 人が土を管理し、農地を守る
 土の肥沃度はどう維持されてきたのか―田んぼと畑の比較
 土は誰のものでもない社会の共有財産である
 
 [コラム]農作物に込められた労力と手間―コメを例に

4章 農業を有機農業と慣行農業に分断しない
 有機農業とはどんな農業か
 有機農業は慣行農業より優れているか―研究のメタ分析による評価
 有機農産物の品質が慣行農産物とちがう特徴を持つのははぜか
 有機農業が生物の多様性を豊かに保全するということの意味
 有機農産物の付加価値を社会事業に発展させたNPOの事例から学ぶ

5章 有機農業と慣行農業―それぞれの養分源の弱点
 有機農業の養分源・堆肥の弱点
 慣行農業の養分源・化学肥料の弱点
 原料を輸入に頼るわが国の化学肥料生産の弱点
 堆肥や化学肥料の弱点を補強する基本―養分循環型農業

6章 誰もが安心して食べていくために
 有機農業へのこだわりと農業の多様性
 フェアトレードの精神―有機農業を支援するために
 国民の誰もが安心して食べられる社会をつくるのは国の役割
 慣行農産物の適正価格―「安ければよい」のか
 食品ロスと食生活―食べものへの倫理観

内容説明

有機農業は、慣行農業より優れているのか?思い込みと分断の垣根を越え、誰もが安心して食べていくために科学的な視点から、多様な農業の世界を解き明かす。

目次

1章 そのお話は思い込み?
2章 作物の養分とその吸収・利用―有機農業と慣行農業、何かちがうのか
3章 食べものが生産される場としての土
4章 農業を有機農業と慣行農業に分断しない
5章 有機農業と慣行農業―それぞれの養分源の弱点
6章 誰もが安心して食べていくために

著者等紹介

松中照夫[マツナカテルオ]
酪農学園大学名誉教授・農学博士(北海道大学)。1948年生まれ。1971年北海道大学卒業後、農学部助手(農芸化学科土壌学講座)。1972年南根室地区農業改良普及所で農業改良普及員。1976年から北海道立根釧・北見・天北の各農業試験場にて、土壌肥沃度と作物生育の研究に従事。この間1991~92年イギリス・ノーフォークに長期研修派遣留学。1995年から酪農学園大学農食環境学群循環農学類土壌作物栄養学研究室にて、土壌肥沃度と作物栄養に関する教育と研究に取り組む。2013年日本草地学会賞受賞。2014年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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