出版社内容情報
種苗法とはいったいどういう法律で、改定のねらいはどこにあるのかをわかりやすく解説する。その上で、焦点となっている品種の海外流出防止と農家の自家増殖の制限をめぐる論点を整理し、両者を分けて考えることで、農家の自家増殖の権利を守る道をさぐる。その際、社会的共通資本としての農業という視点から、品種は本質的にそれを支える共有材であり、個人や企業に属する知的財産とは異なるものであるという視点に立つ。
目次
早わかり種苗法―基礎知識と論点整理(Q&A 種苗法改定これだけは知っておきたい10のポイント;生みの親に聞く種苗法誕生秘話;「育成者の権利」に対して「農家の育種の権利」が軽視されすぎている)
農家、育種家に聞く(タネ採りは栽培の主役 遠ざければ作物の全体像がわからなくなる;有機農業にとって自家採種とタネの交換はなぜ必要か;農家・研究所・メーカーの協同で育てられてきた種子 種子と種苗の未来のために―農家と試験研究機関、日本と海外が交流しながら;総合種苗メーカーはいまどうなっている?―「サカタのタネ」に聞く)
種は知的財産か公共財か(知的財産権偏重で持続性は守れるか;農業・農村が社会的共通資本であってこそ守られる種子)



