内容説明
閉じこもらずにウイルスに克つ方法は?感染しない、重症化しない、死なない免疫力。
目次
第1章 ウイルス感染症と東洋医学の考え方
第2章 ウイルス対策の基本中の基本―睡眠
第3章 ウイルスと直接向き合う
第4章 表の免疫―外に発散排除する「肺」
第5章 表の免疫力を発揮させる
第6章 裏の免疫―内で固める凝集の「腎」
第7章 裏の免疫力を強くする策略
第8章 最後の仕上げ
第9章 漢方薬での予防と治療
第10章 ウイルスに克つ、そしてウエルエイジング
著者等紹介
仙頭正四郎[セントウセイシロウ]
1957年生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業。同大学院修了。同大学助手を経て、仙頭クリニック開設(文京区大塚)。大阪市福島区にクリニックを移転。一般財団法人高雄病院京都駅前診療所所長に就任。仙頭クリニックを再開(文京区本郷)。前後して、都立豊島病院、日本医科大学付属第一病院、東京医科歯科大学、順天堂大学などの漢方外来を担当。また、東京医科歯科大学非常勤講師・臨床准教授、順天堂大学医学部非常勤講師などを務める。医学博士。日本東洋医学会漢方専門医、日本内科学会認定内科医。ラジオの健康番組にコメンテーターとして度々出演している。また、医療者向け講演会、市民講座の講師を多数勤める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
FK
4
「新型コロナウィルス感染症」ということがあって作られた本。ウイルスから身を守るためには、自分自身の中にある免疫力を高めることだ。そのためにはどうすればいいか。そのことがひいては人生全般にわたる健康の維持に関わるわけだ。/「ウイルスに向き合える力を育てるポイント」(P.32)としてまとめられている。「とにかく、早く、長く」寝る・十分な睡眠時間を確保する・少しでも具合悪く感じられたら、何を差しおいてでもたくさん寝る・鼻水、くしゃみ、咳、痰、汗は出して流す・体を冷やさない・空腹感に合わせた食事2021/08/12
ジュリ
3
免疫力を高めるには「表の免疫」である肺と「裏の免疫」である腎を高めることが重要。2020/10/16
ゆき
1
漢方の視点からウィルス感染やウィルス対策について語られている。表の免疫として外に発散排除する肺、裏の免疫として内で固める凝集の腎が大切とのこと。ウィルスに対して免疫力を発揮させるためには排除する働きを押し殺さずに自然のままに排出することや、体の熱不足に備え冷やさないようにしたり熱過剰のときには放出させて、充分な睡眠を取ったり食べたいという空腹感などの自分の身体の声を聞くこと、日中に運動することなどわかりやすい内容だった。自分の生活の中で自分の内なる身体の声を聞く習慣を心がけていきたいと思った。2020/11/15
滝原夏希
0
著者の考え方に100%賛同する。 私も感染者の数なんか別に知りたくない、本当に知りたい情報は陽性者の数ではなく実際に発症して重症化した人の数、感染して亡くなった人の実数だ。 ウイルスの威力から己の命を守るには、ワクチンでも薬でもなく、身体の中で対抗できる免疫力を育てることが重要だ。 そのための方法がこの本には書いてある。漢方薬を飲むことはほんの少しのページで紹介されてはいるが、それ以外の簡単に実行できうることばかりだ。例えばうがいの仕方、これにもコツがある。鼻呼吸の仕方や「腎」の鍛え方、今読むべき本だ。2020/12/14