内容説明
放牧なら、地域の農地を守りながら収益性も高められる!牛のエサに占める放牧草の割合を高めれば、コストや労働力がグンと減って、ラクで儲かる経営になっていきます。ポイントは3つ。1 できるだけ広く耕作放棄地を集めて放牧する、2 地形や気候に合った牧草を栽倍する、3 できるだけ冬まで長く放牧する。放牧のメリットを最大限に生かす基礎知識とコツを、専門家が詳しく解説。よくある失敗の予防策・対策も充実。
目次
第1章 放牧の魅力とポイント(牛の放牧のメリット;牛の飼育と放牧の基礎知識 ほか)
第2章 耕作放棄地から始める、放牧のやり方(耕作放棄地では繁殖牛を飼育するのが基本;土地の確保と放牧方式の検討 ほか)
第3章 放牧での牛の飼い方のコツ(牛の栄養の過不足を見極める;繁殖管理 ほか)
第4章 牧草と草地管理の基本―集約放牧を中心に(放牧の四つのパターン;草地の状態を知ろう ほか)
放牧Q&A(ニオイ問題や地下水汚染はないの?;ゼロから牛を飼う場合、何から始めればいい? ほか)
著者等紹介
平野清[ヒラノキヨシ]
1972年、愛知県生まれ。岐阜大学大学院連合農学研究科(静岡大学農学部育種学研究室)卒業、農学博士。国立研究開発法人農研機構九州沖縄農業研究センター、農研機構畜産研究部門を経て、現在農研機構西日本農業研究センター所属。牛の放牧草地の造成・維持管理の研究を中心に、繁殖牛放牧による耕作放棄地解消・粗放的維持管理や、公共牧場の草地植生改善による家畜生産性向上などの研究に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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