内容説明
1981年刊行、禁断の名著が復活。酒税法は憲法違反。しかも自家醸造が違法なのは世界中で日本だけ。各界の人がこの悪法を粉砕し、ドブロクを民衆の手にと主張する。巻末に図解入りでドブロクやワインの造り方を詳述。
目次
序―今、「ドブロクをつくろう」と何故いうか
第1部 どぶろくを民衆の手に(酒税法は憲法違反である;自立、自醸、自給の思想;清酒ばなれの防止はどぶろくの解禁で/清酒への薬品添加の実態 ほか)
第2部 どぶろくのある風景(酒と農耕文化―どぶろくに思う;穏健的ドブロク復権論;農の心とドブロクと―『農民私史』の作者・新山新太郎さんに聞く ほか)
第3部 ドブロクつくり全科―焼酎・ブドウ酒・ブランデーその他も詳述(簡単なドブロクつくり;本格派のドブロクつくり;その他のドブロクつくり ほか)
感想・レビュー
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tama
4
図書館閉架本 「密造酒」からここへ。しかし、なんか赤い人が自らの正義を延々と述べ立てている序文で萎える。結局飛ばし読み。「腹が膨らむ」と言うのはマッコリもそう。私の住んでいる町の神社では「どぶろく祭」と言う神事があり、今はコロナで休んでいるが、沈静化したら再会するはず。あと、今はどぶろく特区が出来て小さな醸造所として頑張ってるところがいくつもあるようだ。どぶろく祭:https://fukudehoukatu.hamazo.tv/e5666425.html 2022/11/22
Humbaba
3
アルコールはずっと昔から人類とともにあった。その濃度については時代によって差があるが、いずれにせよ作り続けられてきたということは、それだけ人を惹きつけるものがあったということでもある。しかし、現代の日本においては自由にアルコールを醸造することは禁止されている。それには様々な理由があるが、そうであったとしても人類と共にあり続けたものを禁止するというのは正しくはないのかもしれない。2025/02/27