出版社内容情報
鶏、豚、牛、羊、馬、イノシシ、クジラから豆腐や麩、卵に昆虫まで、魚介類以外のたんぱく質性食品でつくるふるさと料理91品。
目次
鶏の料理
豚と牛の料理
羊と馬といのししの料理
くじらの料理
卵と牛乳の料理
豆腐とおからの料理
麩の料理
「伝え継ぐ日本の家庭料理」読み方案内
調理科学の目1 豆腐や肉はどう食べられているか
調理科学の目2 牛肉の好みに地域差・年代差はあるのか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
:*:♪・゜’☆…((φ(‘ー’*)
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およそ昭和35 年から45 年までに地域に定着していた家庭料理。くじらの料理、これぞかつての食文化だなあ。戦後の食糧難の時代、日本人の食生活を支えてくれた大事なたんぱく質源で、くじらを頭から尻尾まで余すことなく使いつくす技があり、赤身肉から脂肪、尾びれなどを使った料理が登場。豆腐をわらに包んで堅く蒸したりゆでたりするレシピがいくつもあった。大豆は変幻自在だ。虫の料理はわずか三つ、意外と少なかった。イナゴは一晩袋に入れて砂抜きならぬ糞抜きをした後、羽と足を取る下ごしらえを施す。見た目はエビみたい。おいしそう2022/05/08