それでも「ふるさと」<br> 「孫たちは帰らない」けれど―失われた「ふるさと」を求めて

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それでも「ふるさと」
「孫たちは帰らない」けれど―失われた「ふるさと」を求めて

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  • サイズ A4判/ページ数 32p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784540171895
  • NDC分類 E
  • Cコード C8736

出版社内容情報

自然に生かされた故郷と第二の故郷となった仮設との間でゆれるお年寄りの日常や想いを活写、故郷の意味を問い、喜怒哀楽を描く。

豊田直巳[トヨダナオミ]
著・文・その他/写真

内容説明

自然の恵みゆたかな、福島県北東部の高原の村―飯舘村から車で1時間ほど山を下った伊達市にある仮設住宅に、おばあちゃんたちは暮らしています。放射能にふるさとの村を追われたのです。村では広い敷地に何世代も住んでいましたが、ここは村の1軒分ほどの敷地に、約100軒もの仮設住宅が建ち並んでいます。長屋形式で、板で仕切っただけの部屋では、「テレビの音がうるさい」といった不満も…。でも、仮設住宅の暮らしに慣れるにつれて、近所付き合いも生まれ、友だちもでき、ここは「第二のふるさと」になってきました。その一方で、春の山菜や秋のキノコ、一年中、いのちをつないでくれた味噌など、自然の恵みに生かされた村、「帰りたい村」への思いもつのります。そして、避難から6年、避難指示は解除され、仮設住宅から出ていく日が近づいています。おばあちゃんたちは、いま、「二つのふるさと」の間でゆれています。

著者等紹介

豊田直巳[トヨダナオミ]
フォトジャーナリスト。1956年、静岡県に生まれる。日本ビジュアルジャーナリスト協会(JVJA)会員。長年にわたり、イラクやパレスチナなどの紛争地で取材を続けるとともに、アジア各地の内紛・内戦などの「見えない戦争」を取材。新聞や週刊誌、写真展や講演で報告し、テレビの報道番組でも報じてきた。また、児童労働や貧困問題など制度的な差別構造にもカメラを向けてきた。劣化ウラン弾問題やチェルノブイリの取材経験をもとに、東日本大震災後は福島を中心に取材活動を継続し、映画製作にも取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

31
三部作で共通すること。現在進行形であるということ。ここが、意図的に隠されようとしていることに、憤りを感じる。故郷とは、どういうものであるのかを考える。生まれ、育った場所への思い。取り戻せない現実。それを何とも思わない政治家・官僚・財界。このおばあちゃんたちに、真摯に向かい合うことができるのだろうか。2018/12/17

アナクマ

30
「放射能にふるさとの村を追われた」人たち、仮設住宅に6年。著者の立場はあとがきに明らかな、報道写真絵本(?)◉花見、盆踊り、餅つきなどが生活に張りをもたせる。味噌と米さえあれば生きられるって、それが村の暮らしのよさだったのに。米や野菜を買うようになるとは思わなかったねぇ。いい土は全部、フレコンバッグにつめ込まれてしまったんだよ。畑のものは食べたくない。キノコは放射能を集めるんだって…。戻してもらえるなら、村の暮らしを。◉〈変化したくない人たちに変化を強いる(ことになるという)問題〉を、何と名付けよう?2024/02/23

ヒラP@ehon.gohon

20
【再読】前に読んでから3年たちました。あの震災から10年たちました。まだまだ10年前を引きずっています。300年先はどうなっているのでしょうか。2021/05/07

今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン

13
込み上げるものを必死で堪える表情、この感情を記録に止めることが写真の義務でしょう。「お味噌とお米さえあれば生きていけるのに」、そのお米もお味噌も作れない土地になってしまった。生きるってほんとシンプルなことのはずなのに。2019/07/24

ヒラP@ehon.gohon

13
いずれは仮設住宅を出ていかなければならない人たちですが、帰る場所はあまりにも様変わりしてしまって、以前のような暮らしを取り戻すことなど考えられないのです。 仮住まいの生活も、知り合った仲間たちも、仮の世界の中で暮らしを共にしているのだから、心の底にあるのは不安ばかりなのです。 複雑な思いで、この本を読みました。 どうして、こんなことになってしまったのでしょうか。2018/04/02

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