出版社内容情報
中山間地域の棚田や段畑にみられる石積みにはコンクリートやモルタルを使わない「空石積み」と呼ばれる技術がよく用いられている。空石積みにはもともとその土地から出てくる石が使われていて、積み直す際にもその石を再利用できる点など、地域資源を循環させる持続可能な工法として環境的な観点からも見直されている。空石積みの技術は地域的なバリエーションはあっても原理は共通であり、コツさえ押さえれば誰でも継承することができる。石積みの農地をもっている人は、直す技術さえあれば、材料代はほとんどいらない。
第1章 石積みの基本
第2章 石積みの準備
第3章 床掘りをする
第4章 石を置く・積む
第5章 石積みの考え方
真田純子[サナダジュンコ]
著・文・その他
内容説明
コンクリートやモルタルを使わない「空石積み」はエコで持続可能な技術。崩した石を積み直せば、地域の資源が循環する。むらの石工さんの口伝の技を、気鋭の女性研究者がわかりやすく図解。石積み技術を広く継承していくための方法についても説明する。
目次
1章 石積みの基本(石積みとは?;石積みの手順と実際)
2章 石積みの準備(必要な道具を用意する;修復のタイミングを決める ほか)
3章 床掘りをする(古い石積みを崩す;積み石とぐり石を分ける ほか)
4章 石を置く・積む(根石を置く;2段目以降を積む ほか)
5章 石積みの考えかた(石積みとの出会い;石積みの現状と石積み学校の準備 ほか)
著者等紹介
真田純子[サナダジュンコ]
広島県生まれ。東京工業大学環境・社会理工学院准教授。徳島大学に赴任後、石積み施工をする研究者になった。専門は景観工学、土木史、都市計画史、石積み、農村計画など多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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