出版社内容情報
納豆のネバネバの正体とは? 納豆のつくりかた、納豆に似た世界各地の大豆発酵食品、納豆菌の食べ物以外の利用方法なども。
木村啓太郎[キムラケイタロウ]
監修
高部晴市[タカベセイイチ]
イラスト
目次
世界でもめずらしい食べもの
納豆菌はどこにでもいて空も飛ぶ
胞子になれば宇宙空間でも生きのびる
納豆菌は、ダイズの上でなにをしてる?
ネバネバは納豆菌の巣。糸をひくひみつ
納豆菌をどこまで知っている?
納豆菌は、ほんとうにわらが好き?
わら以外の植物でも納豆ができるの?
納豆や純粋培養の納豆菌でつくる
納豆を使った郷土料理をつくる
わらづとから、木、紙、ポリスチレンへ
未来へむけて、納豆の新しい研究
世界に広がるダイズ発酵食品
健康にいい、環境にもいい納豆の力
菌に支えられた世界
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
31
おお、これは楽しい!冷蔵庫の中でひっそりと出番を待っている菌がいる。それだけでもオタマさんには面白いのでは!?と紹介したら・・・「知ってるし」・・・かわいくないなあ!2019/09/02
かさお
24
今日1月10日は、糸引き納豆の日。「いと」の語呂合わせで、全国納豆協同組合が制定。何とも素朴な納豆菌の絵柄✨脱力。人の指が集まってるみたい。ひとつひとつに顔が描いてある、なんて手間がかかってるんだ。可愛らしい。納豆菌は空も飛ぶ。地にも宇宙にも存在している。正式名は、バチリス、サブチリス、長いので作者は「納豆サブちゃん」と本の中で呼んでいる。菌という漢字は、草かんむり、禾、囗、で出来ている、つまり、植物、穀物、という意味が入ってる。昔の人たちにとって菌は植物の仲間だったのだろう。納豆が食べたくなった。2024/01/10
G-dark
12
なぜ納豆はネバネバするの? といった素朴な疑問に答える絵本。ネバネバの正体は、納豆菌の巣。ネバネバは、納豆菌が仲間からはぐれないようにしたり、ウイルスから身を守ったり、栄養が足りなくなった時のために養分を貯蔵するなど、様々な役割を担っているのだそう。納豆って生き物みたい!そんな不思議な納豆には、カルシウムの吸収をよくするビタミンK2や、肝臓のはたらきをよくしたり皮膚や粘膜を強くするビタミンB2が含まれていて、納豆菌が腸に届くことで整腸作用もあるそうなので、納豆を毎日の献立の中に取り入れていきたいです。2018/11/20
遠い日
10
菌の絵本シリーズ。納豆菌の、「バチルス・サブチリス・サブチリス」という納豆菌の名前にぐっときました。納豆の不思議がいっぱい。菌は生きているということが、実感できます。今日もおいしく納豆をいただきました。2019/04/21
TAGO
7
納豆菌の正式名をはしょって この絵本では親しみ易く なっとうサブちゃんと呼ぶ。 なっとう菌の生命力は 想像以上できっとみんな驚くと思う。 納豆容器のひみつの種明かしも興味深くて、 すぐに食べ終わった納豆容器を確認してみた。 納豆菌を生かしておくために こんな工夫をしていたのかと これまでとは納豆容器を見る目が変わった。 この菌の絵本シリーズ面白い。 また他の菌も借りてみよう。2022/01/19