出版社内容情報
イネという作物の成り立ち、生育、品種や栽培技術、世界・日本の稲作、利活用まで、数千年の時間軸と地球大のスケールで描く。
堀江武[ホリエタケシ]
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内容説明
日本人にとって、イネは特別な作物です。わたしたちの祖先は、大陸などから伝わったイネを古くから大切に育て、日々のくらしを営んできました。イネとともに文化を育み、国や社会を築いてきたのです。しかし、イネは日本だけの食文化というわけではありません。世界をみわたすと、各地に個性的な稲作や文化があり、近年は食料問題への切り札としても注目を集めています。そんなイネについて世界の視点からみてみましょう。
目次
1 イネという作物(コメは、アジアの食文化をささえてきた穀物;イネは水陸両用、適応する力の高い植物 ほか)
2 イネの育ちと栽培技術(イネづくりは八十八手 稲作農家の仕事;たねまきと発芽、苗づくりのさまざまな工夫 ほか)
3 日本の稲作、世界の稲作(日本の稲作1 水田の開発と高度な利用;日本の稲作2 農具と農業機械の発達 ほか)
4 イネの加工・利用(うるち種、もち種 多様なコメの種類と用途;コメの調理と加工1 さまざまなごはんの炊き方 ほか)
5 イネのいま、これから(イネは食料問題への切り札になるのか?;自然生態系との調和と水田の多面的機能 ほか)
著者等紹介
堀江武[ホリエタケシ]
1942年島根県生まれ。京都大学農学部卒業。農林水産省農業技術研究所、北陸農業試験場研究室長、京都大学農学部教授などを経て、2006年より農業・食品産業技術総合研究機構理事長を歴任。長年、地球温暖化がイネの生育・収量に与える影響や、大気環境から作物の生育・収量を予測するモデルの開発などにたずさわる。現在、京都大学名誉教授、農研機構フェロー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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