地域資源を活かす生活工芸双書<br> 萱

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地域資源を活かす生活工芸双書

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  • サイズ B5判/ページ数 143p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784540171185
  • NDC分類 583.9
  • Cコード C2361

出版社内容情報

ヨシやススキ、チガヤ等のいわゆる萱の利用と萱場管理、琵琶湖や渡良瀬遊水地でのヨシ屋根葺き、ヨシズ編みの実際、食利用まで。

1章 萱場とは
萱場植物の特徴について
 萱場の植物と萱場の環境
イネ科
 形態、分裂組織の位置、シリカ(珪酸)、
ススキ
ササ
チマキザサ
ヨシ
チガヤ
スゲ
2章 萱場利用の歴史 柳沢 直
 日本の里山
 照葉樹林文化
 焼き畑
 稲作と草地
 里山は稲作を中心とした生態系
 日本文化の重層性と里山を利用する社会
 各景観ヨウソの使い途
 生物多様性
種、遺伝的多様性、生態系の多様性
 里山は生物多様性の宝庫
 茅場と日本人
 黒ボクについて
 草地と人の関係
 春日茶草場
聞書き調査 かつての萱場利用の実際  柏 春菜
 カラムシの焼き草、フユガキなどの利用――福島県大沼郡昭和村大岐
 カルブシヤマ(刈干し山)の管理――長野県木曽町開田高原末川(藤屋洞)
 カリアゲの管理とススキ・チガヤ利用のルール――岐阜県恵那市明智町馬木
 屋根材としての利用――富山県南砺市相倉
3章 萱を暮らしに活かす
 ヨシで屋根を葺く 竹田勝博(葭留 滋賀県近江八幡市安土)
 葭簀づくり    松本八十二(栃木県 栃木市 渡良瀬遊水地利用組合 )
 ヨシの食利用―ヨシ(葦)の粉末加工品で歴史的なヨシ原の景観を保存 
安土町よしきりの会(滋賀県近江八幡市 安土町商工会女性部)
各地のヨシ利用 
4章 萱場の管理
 指標動植物
   蝶
  七草
引用・参考文献一覧
さくいん

柳沢直[ヤナギサワチョク]
著・文・その他

柏春菜[カシワハルナ]
著・文・その他

竹田勝博[タケダカツヒロ]
著・文・その他

松本八十二[マツモトヤソジ]
著・文・その他

内容説明

萱といえば、萱葺屋根、夏の日除けに使うヨシズなどが浮かびます。萱は植物学的にはいくつかの植物の総称で、スゲはカヤツリグサ科、ススキやヨシ、チガヤ、カリヤス、オギ、ササはすべてイネ科植物です。この本では、萱場に群生するイネ科植物の特徴を詳述したあと、各地の萱場利用を集落単位に聞き取りしてまとめています。また、ヨシを中心に屋根の葺き替えの方法、ヨシズ編みの手順を収録。最後に、火入れと刈取りによる萱場管理、植生環境を知る手掛かりとしての指標生物についてまとめています。

目次

1章 萱場とは(萱場の植物と萱場の環境)
2章 萱場利用の歴史(茅場と植物と集落と日本の里山;萱場と日本人;萱場利用の調査から)
3章 萱を暮らしに活かす(ヨシで屋根を葺く;渡良瀬遊水地のヨシ利用;各地の萱利用)
4章 萱場の管理(火入れと刈り取り;萱場環境の指標生物)

著者等紹介

柳沢直[ヤナギサワナオ]
岐阜県立森林文化アカデミー教授

柏春菜[カシワハルナ]
岐阜県立森林文化アカデミー森と木のクリエーター科里山研究会

竹田勝博[タケダカツヒロ]
ヨシ葺屋根・ヨシ壁工事の「葭留」主宰

松本八十二[マツモトヤソジ]
渡良瀬遊水地利用組合連合会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Ayumi Shimojoh

1
図書館の新着コーナー。シリーズものらしく、他はからむし、コウゾ、ウルシ。ガチな農業作物ではないけど手を入れて確保している植物資源。萱場や里山は、燃料、肥料、資材、山菜の採取、さらに屋根材、家畜の飼料にも。半自然に管理する草地が、切れ端しか残されていない現代だから、管理と利用の文化も含めて継承していきたいと。里山に興味を持ったら、生物多様性とか条約とか、けっこう難しい言葉が多くてすんなりは理解できない難関。前半とと屋根葺き師と萱場の管理は読んだ。2019/05/30

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