出版社内容情報
植物的な特徴、注目の縄文時代の漆利用、漆器、蒔絵等の漆工芸、樹液の採取法、樹液以外の漆蝋、蜂蜜、コーヒー、漆の化学まで。植物的な特徴、注目の縄文時代の漆利用、蒔絵・螺鈿等の漆工芸、漆液の採取と精製、漆液以外の漆蝋、ウルシ染め、蜂蜜等も。
田端雅進[タバタマサノブ]
著・文・その他/監修
室瀬和美[ムロセカズミ]
著・文・その他/監修
内容説明
本書では、植物としてのウルシの特徴、縄文時代の漆利用、漆器の木地づくりから下地づくり、塗りと加飾技法までの漆液利用、輪島、飛騨高山などの代表的漆器産地の技法、ウルシから蝋をとる方法やウルシ染めなど漆液以外の利用、漆液の採取方法(漆掻き)とその精製法についてまとめています。
目次
1章 植物としてのウルシ
2章 漆利用の歴史
3章 漆の利用と技法
4章 代表的な漆器産地とその技術
5章 漆液以外の利用
6章 漆液の採取と精製
著者等紹介
室瀬和美[ムロセカズミ]
目白漆芸文化財研究所主宰、重要無形文化財工芸技術漆芸蒔絵技術保持者
田端雅進[タバタマサノブ]
国立研究開発法人森林・整備機構森林総合研究所東北支所産学官民連携推進調整監(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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K子
1
本体価格3000円で買ってから気づいたのですが、この本って「1」巻なんですよね。つまり2があります。 買ってから気づいたといえば、正誤表が挟まれていて、その項目の多さにテンションが下がりました。 なんだよ素人編集かよ、と思ってしまいましたが、読んでみて確信しました。完全に素人編集でした。 内容については基本的に文句はありません。ウルシの木と漆工芸用の樹液の利用と、樹液以外のウルシの木の利用など、また漆の歴史や現在の日本各地での漆利用についての現況など、について概説的にまとめたもの。 2020/08/31