出版社内容情報
昭和30年代の千曲市の農業や食生活をめぐる大きな変化を描き、それまで連綿と引き継がれてきた伝統的な食生活を聞書きでまとめる
グラビア(全12頁、カラー)
はじめに(千曲市食の風土記編纂委員会 会長 宮尾和子)
◆第1章 昭和三十年代の千曲市
1 千曲市の自然と社会
2 転換期を迎える農業
3 三地区の特徴
4 食とくらしの変化
◆第2章 日々の基本食
1 米
2 麦
3 そば
4 大豆・小豆
5 魚介・肉・卵・乳・川魚など
6 調味料
7 加工品・つけ物
8 飲み物
◆第3章 四季のめぐみと食生活
1 春から夏へのめぐみー四・五・六月
2 夏から秋へのめぐみー七・八・九月
3 秋のめぐみ
4 冬のめぐみ
(表)四季のめぐみ 病気と食べもの
◆第4章 子どもと食
1 おやつ(こびれ)
2 学校給食
3 お手伝いとしつけ
◆第5章 祝ともてなし料理
1 人生の節々と食
2 講
◆第6章 くらしと食具
1 炊事施設
2 食事の景色と箱膳
3 客膳と椀
4 調理器具・道具
5 むろ・味噌部屋
6 いろりのこと
◆第7章 次代に残したい千曲市の食べごと文化
1 伝承したい郷土の食
2 ことわざが語る食べごとの世界
◆第8章 食ごと文化を繋ぐ
1 かけはしの会
2 食の文化祭
おわりにかえて
千曲市食の風土記編纂委員会[チクマシショクノフドキヘンサンイインカイ]
池田玲子[イケダレイコ]
内容説明
本書では、食生活が激変しはじめる高度経済成長期の昭和三十年代を軸に、当時一家の食卓を段どりしていたおばあちゃんたちからの聞き書きにより、先祖代々受け継がれてきた千曲市の食べごとの世界を、さまざまな角度から描いている。地域の自然や風土に寄り添いながら、季節ごとにいくつものハレの日をおき、ケ(日常)の暮らしの中に潤いやリズムをもって生活し、人生の節目ごとに家族の成長を祝い、ご先祖様に感謝し、さらに子々孫々の繁栄を祈ってきた先人たちの暮らしぶりが、食の営みを通じて浮き彫りとなる。
目次
第1章 昭和三十年代の千曲市
第2章 日々の基本食
第3章 四季のめぐみと食生活
第4章 子どもと食
第5章 祝いとおもてなし料理
第6章 くらしと食具
第7章 次代に残したい千曲市の食べごと文化
第8章 食べごと文化をつなぐ



