出版社内容情報
豊かな森の象徴・ブナ。種類や分布、四季の姿、生態系や環境とのつながり、人とのかかわりなど。木工やクッキーづくりも。
大久保達弘[オオクボタツヒロ]
1957年東京都生まれ。宇都宮大学農学部林学科卒業。東京大学大学院農学系研究科修士課程修了。宇都宮大学農学部森林科学科教授。農学博士。専門は森林生態学・育林学(キーワード:日本とアジアのブナ林と里山林、東南アジアの熱帯林、森林の更新、劣化した森林植生の修復・再生)。
城芽ハヤト[ジヨウメハヤト]
目次
ぶんか
しゅるい
みつけかた
そだち
くらし
さいばいとりよう
著者等紹介
大久保達弘[オオクボタツヒロ]
1959年、東京都生まれ。82年宇都宮大学農学部林学科卒業。85年東京大学大学院農学系研究科修士課程修了。宇都宮大学農学部森林科学科教授。農学博士。専門は森林生態学・育林学(キーワード:日本とアジアのブナ林と里山林、東南アジアの熱帯林、森林の更新、劣化した森林植生の修復・再生)
城芽ハヤト[ジョウメハヤト]
1955年、秋田県生まれ。武蔵野美術大学油絵学科卒。2011年、第42回講談社出版文化賞さしえ賞受賞。宝塚大学新宿校イラストレーション領域兼任講師。東京イラストレーターズ・ソサエティ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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遠い日
8
ブナは憧れの木。子どもの頃から童話の中で触れてきた木。賢治の作品にも多く登場する木だ。北の木のイメージそのまま。光に映え、光を透かす葉の美しさ。すっくと伸びた樹形とこんもりと繁る葉のバランス。生き残るための受粉や豊作、凶作の交互の関係、芽生えと萌芽の子孫を残す戦略。知らなかったブナの性質や成長の仕組みを興味深く読んだ。2017/03/26
phmchb
1
図書館本。2022/12/19
ワタナベ読書愛
0
2017年刊行。ブナの木の特徴や一生、人間との関わり、栽培の仕方などを教えてくれる学習絵本。ブナ科の樹木に覆われている日本だというのに、あまりよく知らなかった。1万個の実のうち発芽できるのは2~3個。更に山奥で植物たちとの競争に勝ち抜いて、生き物に食べられずに巨大に成長するなんて、本当に運の良い樹木が、私たちの目の前に存在している。スゴイ事実。木は何となく生えているのではなく、果てしなく強運である!そんな素晴らしい大先輩を、尊重し、大事にしていこうと心から思った。生き物は植物さんのお陰で生きております。2024/04/02