世界の田園回帰―11ヵ国の動向と日本の展望

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世界の田園回帰―11ヵ国の動向と日本の展望

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  • サイズ A5判/ページ数 268p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784540161155
  • NDC分類 601.1
  • Cコード C0336

出版社内容情報

フランス、ドイツ、イタリア、英国、オーストリアなど11ヵ国の動きを捉え、日本の田園回帰の課題を浮き彫りにするシリーズ総括編

第?部 日本の田園回帰 総括と展望
第1章 田園回帰の意味するもの――共生の思想と地域の自治 大森彌(東京大学名誉教授)
第2章 日本における田園回帰――視点の整理とシリーズ各巻の位置づけ 小田切徳美(明治大学教授)
第?部 田園回帰をめぐる世界の動き
第1章 【フランス編】
小さなコミューンが地域自治と田園回帰に果たす大きな役割
 石井圭一(東北大学)
[コラム]「百姓」になりたがるエリートたち 羽生のり子(ジャーナリスト)
第2章 【ドイツ編】
「再都市化」の中での田園回帰 市田知子(明治大学)
第3章 【イタリア編】
農村における創造的暮らし――ひとと地域を育む「ものづくりコミュニティ」
大石尚子(龍谷大学)
[コラム]地域へのこだわりと誇りが醸し出す農村の魅力 
蔦谷栄一(農的社会デザイン研究所)
第4章 【英国編】
田園回帰による田園らしさの喪失をいかに回避するか?
木下剛(千葉大学)
[コラム]コミュニティ再生の事務局を担う移住者たち 
井原満明(株式会社地域計画研究所)
第5章 【諸国探訪編】この国のここに注目したい
オーストリア 森の農民が再生可能エネルギーの担い手となる 
三浦秀一(東北芸術工科大学)
スウェーデン “過疎地”における地域再生運動   小内純子(札幌学院大学)
北米 ローカルフード運動の深まりによるコミュニティ再生―消費者からフードシチズンへ 西山未真(宇都宮大学) 
ロシア 菜園つきセカンドハウス=「ダーチャ」のある暮らし 
豊田菜穂子(ライター・翻訳家)
キューバ 都市農業は生き残れるか 吉田太郎(キューバ農業研究家)
韓国 自給的農業を営む帰農者たち 大前悠(元京都大学大学院)

終章 長続きする文明のあり方と田園回帰 藤山 浩(島根県中山間地域研究センター) 
  

大森彌[オオモリワタル]
東京大学名誉教授

小田切徳美[オダギリトクミ]
明治大学農学部教授

藤山浩[フジヤマコウ]
島根県中山間地域研究センター研究統括監、島根県立大学連携大学院教授

内容説明

日本では若い世代の農山村移住傾向がみられるなかで、首都圏の人口シェアは高まり続けている。一方、フランス、ドイツ、イタリア、英国などの先進国では1980年代から都市部への人口集中は緩和され、「逆都市化」の動きがみられる。オーストリア、スウェーデン、カナダ、米国、ロシア、キューバ、韓国を加えた11ヵ国の田園回帰と農村再生の動きをとらえ、日本の動向とつなぎ、新たな都市‐農村関係と文明のあり方を展望する。

目次

1 日本の田園回帰―総括と展望(田園回帰の意味するもの―共生の思想と地域の自治;日本における田園回帰―シリーズ各巻の位置づけ)
2 田園回帰をめぐる世界の動き(フランス編 小さなコミューンが地域自治と田園回帰に果たす大きな役割;ドイツ編 「再都市化」のなかでの田園回帰;イタリア編 農村における創造的暮らし―ひとと地域を育むアソシアシオン;英国編 田園回帰による田園らしさの喪失をいかに回避するか;諸国探訪編 この国のここに注目したい)
3 田園回帰の深化―文明論的視点から(長続きする文明のあり方と田園回帰)

著者等紹介

大森彌[オオモリワタル]
東京大学名誉教授。1940年、旧東京市生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。法学博士。東京大学教養学部教授、学部長を経て、2000年東大停年退官後、千葉大学法経学部教授。2005年定年退職。専門は行政学・地方自治論。現在、地域活性化センター「全国地域リーダー養成塾」塾長、全国町村会「道州制と町村に関する研究会」座長などを務める

小田切徳美[オダギリトクミ]
明治大学農学部食料環境政策学科教授。1959年、神奈川県生まれ。東京大学大学院農学生命科学研究科単位取得満期退学。博士(農学)。専門は農業経済学・農村地域政策論。農山村再生のあり方を、集落レベルから国政レベルまで幅広く研究

藤山浩[フジヤマコウ]
島根県中山間地域研究センター研究統括監、島根県立大学連携大学院教授。1959年、島根県生まれ。一橋大学経済学部卒業。広島大学大学院社会科学研究科博士課程後期修了。博士(マネジメント)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

29
大森彌名誉教授「田園回帰の意味するもの―共生の思想と地域の自治」で、個人的には、1998年2月に、湯布院で面接に応じていただいた記憶がある。私は当時26歳。君はまだ若いのだから、がんばれ、というのは、溝口薫平氏からの励ましの言葉であった。問題なのは、推計が描く未来の姿が気持ちを萎えさせてしまうことである(12頁)。自治体の消滅とは、法人格を有する地方公共団体がなくなることである(13頁)。田園回帰の動きは、都市住民が、都市で暮らす快適さ・便利さよりも、自然と共生しつつ、2017/10/01

ばんだねいっぺい

24
 この一文に尽きる。「小さいこと」を活かした地域における自己決定力・固有性重視・域内循環の実現が長い目で見た地域の持続可能性を高めている。小規模によるデメリットは、小さな者同士の横断的ネットワークの形成で克服する。強い者ではなく、共生する者が生き残る社会の構築。2017/09/22

takao

2
ふむ2023/06/22

川原 健太郎

0
19-7/12019/05/11

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