内容説明
著者が23年前から提唱してきた農業の6次産業化の理論とその実践の成果を踏まえつつ、新たに、アグロ(農)、フード(食)、エコ(景観と生態系)、メディコ(医療・介護・子育て)、カルチュア(文化・技能)の各拠点(ポリス)から成る「5ポリス構想」による地域創生を、多様な実践事例を紹介しつつ提起。傘寿を迎えた著者渾身の書!
目次
私の地方創生論の核心―5ポリス構想にもとづく「地域創生」を
5ポリス構想を考えた背景と根拠―食料・農業・農村政策の基本路線
“増補”農業6次産業化の理論
6次産業ネットワークと5ポリス形成の先進実践事例―世羅高原6次産業ネットワークの分析と考察
地域創生の旗手たち―日本型農場制農業の創造目指す(株)田切農産(長野県飯島町)
地域創生の旗手たち
飼料米を活かす道―耕畜連携の新しい道
MakingからGrowingへ―牛の放牧を通して考える思想の転換
メディコ・ポリスを考える
次世代を育む―農業者大学校新入生の心意気
農協も地方創生の主役になろう
著者等紹介
今村奈良臣[イマムラナラオミ]
東京大学名誉教授。1934年、大分県に生まれる。1963年、東京大学大学院博士課程修了、農学博士。68年、信州大学人文学部助教授。74年、東京大学農学部助教授、82年、同教授。94年、東京大学定年退官、名誉教授に。この間、83~85年、米国ウイスコンシン州立大学客員教授。94~2002年、日本女子大学家政学部教授。日本農業経済学会会長、米価審議会委員、畜産振興審議会会長、農政審議会会長、初代食料・農業・農村政策審議会会長、農林水産省政策評価会座長、JC総研研究所長・特別顧問などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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