内容説明
本邦初!画期的な主要5種の簡易診断法。農作物の被害症状と、ルーペでわかる程度のアザミウマの外見的特徴から、素人でも加害種を判別できる「診断フローチャート」を収録。かゆいところに手が届く防除法ガイド。アザミウマが問題になる26品目の作型・栽培ステージごとに、発生状況に応じた最善の一手を紹介。頼りになる簡潔かつ具体的な解説。農薬の系統が一目でわかる便利な農薬表。品目ごとに農薬の系統が一目瞭然。アザミウマに農薬への抵抗性をつけさせない、効果的・効率的なローテーション散布が可能に。よく効いて農薬も減らせるワザを満載。色や光に反応する習性を利用した防除法、新しい天敵資材(生物農薬)・土着天敵の利用技術など、農薬以外の有効な対策も網羅。
目次
序章 アザミウマ防除の落とし穴
1 エリート害虫・アザミウマの秘密と弱み(害虫のエリートたるゆえん;とくに問題となる五種 ほか)
2 かしこい防除は種類の判別から(早期発見と発生予察で被害を最小限に;アザミウマの正体はこう見分ける ほか)
3 これならできる!徹底防除のワザ(圃場管理で「出さない」、「増やさない」、「広げない」;有効な防除資材を使いこなす ほか)
4 品目別防除マニュアル(ナス;ピーマン・トウガラシ類 ほか)
著者等紹介
柴尾学[シバオマナブ]
1965年福岡県生まれ。岡山大学農学部卒業。博士(農学)。1990年から大阪府農林技術センター(現・地方独立行政法人大阪府立環境農林水産総合研究所)に勤務。アザミウマの生態と防除、各種農作物の総合的害虫管理(IPM)を中心に研究。現在、農林害虫防除研究会副会長、関西病虫害研究会編集幹事を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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