内容説明
駅で大群になってねむるカラス、人家のすぐ近くでえさをたべるツキノワグマ、「神さまの使い」オコジョの正体など。
目次
ま夜中、部屋のリンゴを食べたのは?
竹やぶのカラスはどこへ消えた?
木の上の枯れ葉のかたまりはなに?
神さまの使いにであうには?
巨大ネズミがあらわれた?
雪の上に足あとをつけたのは?
冬の野山でサインを探してみよう
著者等紹介
宮崎学[ミヤザキマナブ]
1949年、長野県に生まれる。精密機械会社勤務を経て、1972年、独学でプロ写真家として独立。中央アルプスを拠点に動物写真を撮り続け、「けもの道」を中心とした哺乳類、および猛禽類の撮影では、独自の分野を開拓。現在、「自然と人間」をテーマに、社会的視点に立った「自然界の報道写真家」として精力的に活動している。土門拳賞、日本写真協会年度賞、講談社出版文化賞など、数々の賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヴェネツィア
263
冬のある日、動物カメラマンの宮崎学さんのお部屋にこっそりと忍び込んでリンゴを食べたのは誰だ?犯人はテンでした。テンはイタチを一回りふくよかに大きくして、被毛も鮮やかに顔も可愛くしたような動物。なかなかに知恵もあるようだ。冬にここにやってくるのは、他にもツキノワグマやオコジョ(日本の固有種だそうだ)たち。オコジョはもうとびっきりの愛敬(表紙写真)。そして外来種のヌートリア。これはカワウソと間違える人もいるとかいうが、似ても似つかない。どちらかというと、ドブネズミの親玉みたいな動物。2024/11/14
みかん🍊
37
冬の動物の事件簿、真夜中リンゴを齧ったのは誰、犯人は・・6件の事件を写真で解明、動物の習性を解り易く描かれています。テンとおこじょが可愛いかった、春夏秋お見てみたい。2014/06/20
サルビア
6
オコジョがかわいい。2014/07/25
遠い日
5
「動物たちのビックリ事件簿」シリーズ4。冬編。事件ファイルは6編。冬は食べ物が少ない野山から、動物たちは人家近くや町中まで、出没することが多くなる。葉を落とした木々に見えるクマの「クマ棚」は民家のそば。音を立てずに歩くというツキノワグマが、すぐそばで食べたり眠ったりしていたかと思うと、ぞくりとする。雪の中、真っ白なオコジョに出会うには、夏からの観察で予測可能だというのが宮崎流観察術。生きにくい現代をしたたかに生き抜く動物たちの、力強さを感じる1冊。2019/03/27
絵具巻
2
文京区立根津図書館で借りました。2018/07/16
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- 和書
- 林和清歌集 現代短歌文庫