内容説明
お供えをぬすむサル、おなかを上にしてねむるムササビ、森にトンネルをほるヒミズとそれを利用するネズミたちなど。
目次
お墓のお供えものをぬすんでいくのは?
木の穴で、おなかをみせてねていたのは?
あらわれたギャング団の正体は?
森に小さなトンネルをほったのは?
池のニジマスを食べにくるのは?
小さな水たまりでケンカをしているのは?
秋の実りを味わって自然のドラマを知ろう
著者等紹介
宮崎学[ミヤザキマナブ]
1949年、長野県に生まれる。精密機械会社勤務を経て、1972年、独学でプロ写真家として独立。中央アルプスを拠点に動物写真を撮り続け、「けもの道」を中心とした哺乳類、および猛禽類の撮影では、独自の分野を開拓。現在、「自然と人間」をテーマに、社会的視点に立った「自然界の報道写真家」として精力的に活動している。土門拳賞、日本写真協会年度賞、講談社出版文化賞など、数々の賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
258
著者の宮崎学は、中央アルプスを主なフィールドとして活躍する動物写真家。本書は春夏秋冬の4冊シリーズなのだが、季節がら秋から。この人が開発したロボットカメラを駆使して、森や里を徘徊する夜の動物たちを見てみると…。里のすぐ近くにもツキノワグマが出没。時にはお墓のお供えを狙って、また時には養魚場のニジマスを目当てに。猿も昼間から頻繁に出没する。今の生態系はそんな風に、一触即発の状態である。彼らを害獣として駆除するのではなく、なんとか共存できないものか。それが著者の願いでもある。2024/11/01
帽子を編みます
50
読友さんのレビューを拝見して、何!!ニジマスの池に熊!がと気になりました。私事ですが、親類が「土日にマスの餌やり頼まれて」と話していたのを思い出し急ぎ借りてきました。幸い違う場所の話でしたが、熊出没注意のお知らせも回ってきますし、身近な危険の気分で読みました。びっくり写真が次々に現れます。猿の写真はお供えのポーズみたいで笑えます。森の小さなトンネルは大混雑のようで、野ネズミたち、小型のモグラのヒミズ、写真で説明されると興味深いものです。シリーズで四季のびっくり事件があるようです。全部読みたくなります。2024/11/05
たまきら
20
表紙がおかしくて借りてきました。しかしクマって本当におかしいなあ。でも、車の中おはいえこんなのが横をトコトコ歩いてたら怖いなあ。2017/08/17
遠い日
7
シリーズ3。秋には秋のビックリな事件。実りの秋を満喫するのは、人間だけではないということ。食べ、住み、健康を維持するために、バトルを繰り広げる動物たち。これまでは、ひっそりと山の中で行われていたことが、人間の暮らしの中に入り込んできている事実が、わたしたちへの警告となっている気がしてならない。2019/03/12
サルビア
6
リスのジャンプがすごい!2014/07/25
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