出版社内容情報
栽培理論の間違いや管理の思いちがいを解きほぐし、高品質多収のすじ道と作業改善の方法を豊富な図や写真でわかりやすく解説。
内容説明
高品質多収するには、もっと葉の枚数を増やし(ブドウの最適葉面積指数(LAI)は4~3)、光合成生産を高めること。こうすれば、シャインマスカットも糖度18%以上、3tどりが可能(本文で実例を紹介)。そのための作業改善のポイントやヒントを、ブドウ園の造成から、植え付け・若木の管理、年間の生育ステージごとの作業、さらにハウスの建設、施設栽培まで、図や写真を多く入れてわかりやすく解説。四倍体の大粒種はもちろん、シャインマスカットなど大粒で種なし、美味しく皮ごと食べるブドウを高品質多収するための必読の書。
目次
写真でみる生育診断と作業判断のポイント
作業改善の新しい考え方とすすめ方
果樹園の造成と植え付け、若木の管理
休眠期の作業
整枝・せん定の考え方と方法
発芽期から養分転換期の作業
開花結実期の作業
果実肥大成熟期の作業
貯蔵養分蓄積期の作業
病害虫の効果的な防除
施設栽培
著者等紹介
高橋国昭[タカハシクニアキ]
1936年島根県生まれ。1959年鳥取大学農学部卒業。同年島根県農業試験場研究員になり、以来ブドウ、ナシなどの露地および施設栽培研究を行ない、とくに果樹の物質生産研究を集中実施した。1980年同農試果樹科長。1986年農学博士1990年次長、1992年園芸振興奨励賞(松島財団)。1995年同農試退職し鳥取大学農学部教授となり、1999年農場長を経て2002年退官。2004年JA雲南技監となり、JA雲南果樹技術指導センター設立と指導にかかわり、2013年退職。現在は物質生産の研究をつづけながら、農家指導をつづけている
安田雄治[ヤスダユウジ]
1960年島根県生まれ。1983年島根大学農学部卒業。1983~1986年島根県農業改良普及員(果樹担当)、1987~2000年島根県農業試験場研究員となり、施設ブドウを中心に果樹の研究に従事。2001~2007年島根県専門農業改良普及員(果樹担当)、2008~2013年島根県東部農林振興センター出雲普及部(果樹担当)を経て、2014年島根県農業技術センター果樹技術普及課長(農業革新支援専門員)。2009年からシャインマスカットを中心に34aの施設栽培を実践中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。