内容説明
30年にわたる現場取材から見えた林家の実像、日本林業の本当の可能性。木を大切に育て続ける林業にこそ未来がある。
目次
プロローグ―ある林家の営みから
第1章 木の価値を高めて林業を元気にする
第2章 価値の高い木を育てる
第3章 木を育て続ける―「自伐林家」という生き方
第4章 木の価値を高める木材マーケティング
エピローグ じいちゃんの山仕事
著者等紹介
赤堀楠雄[アカホリクスオ]
1963年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。林業・木材産業専門の林材新聞社に11年間勤務後、1999年からフリーライター。林業、木材産業に関する取材活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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りょうちん
3
一日中デスクでPCに向かい、今日の天気も気温も知らず、満員電車に揺られる人生に別れを告げ、晴れの日差しと恵みの雨に感謝し、一日の終りには疲れてぐっすりと眠り、次の朝には一日の始まりに感謝できるような生活にあこがれています。林業も選択肢の一つかなと思い、これまでにも何冊か本を読みました。日本の国土の7割弱は森林だそうです。山や木と共に生き、守り育て続けるのはとても手のかかることですが、人も自然の一部であり、その大切さがこの本から伝わってきます。何十年、何百年の単位で林業に取り組む人達の情熱を感じられました。2017/12/07
Koki Yamashita
1
山の見え方が少し変わる2020/07/23
Tsubasa Kato
0
「 『日本の林業は「育てる時代」から「利用する時代」になった』と言われる。しかし、林業を成立させ、持続させるためには、木を育て続けることこそが必要なのである。だから、林業は「常に育てる時代」だという意識を持つことが重要なのだと強調したい」 (39-40)2020/07/31
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- 公平な所得税制をもとめて