内容説明
本書では、自家採種を昔ながらに行ない、在来の作物を作り続けてきた農家の人たちの話を綴った。「種子をもらう作法」、「こぼれ種子」による自然な栽培、アジア的農法「八重山の混作」など、目を見張るばかりの農家の人たちの知識。
目次
第1部 種子をめぐる旅(種子の作法;在来作物の種子;在来作物の栽培と食べる人々;穀物貯蔵施設と種子屋)
第2部 種子と神(神が仲立ちする種子の継承;種子が内包する穀霊)
第3部 種子・食料の備蓄と協同(種子・食料給与と備蓄;近代の災害備蓄の諸相)
終わりに 種子が内包する思想
著者等紹介
増田昭子[マスダショウコ]
福島県生まれ。早稲田大学教育学部社会科卒業。元立教大学文学部兼任講師。立教大学アジア地域研球所研究員。法政大学沖縄文化研究所国内研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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