内容説明
「家」や「村」は、如何に日本経済発展に大きな役割をはたしてきたか。
目次
序章 批判にさらされた日本伝統社会―本書の立場
第1章 「家」とアジア社会―日本的「家」制度の特質(日本的「家」とは;農政学者の「家」;東アジアにおける日本的「家」;「家」未成立の鹿児島;中国文明と親族組織の歴史的変遷)
第2章 動かない日本農家―日本的「家」と経済発展(日本的「家」をめぐる議論;動かない日本農家;分割相続と経営の不連続;家族周期と日本的「家」)
第3章 信頼と地主小作関係―日本的「村」と経済発展(1)(日本村落の特質と諸相;地主小作関係と日本的「村」;東アジアの地主小作関係)
第4章 協調と中間団体―日本的「村」と経済発展(2)(産業組合と日本的「村」;土地改革と日本的「村」;国家負担軽減と日本的「村」;小作争議と日本的「村」)
著者等紹介
坂根嘉弘[サカネヨシヒロ]
1956年、京都府生まれ。京都大学文学部史学科国史学専攻卒業。京都大学大学院農学研究科農林経済学専攻博士課程修了。農学博士(京都大学)。現在、広島大学大学院社会科学研究科教授(日本経済史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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