内容説明
タマネギづくりで大事なのは、栽培地の気温と日長を見きわめた作型選択と、それに見合う品種選び、そしてじつは球の肥大開始までにどんな株の姿をつくっておくかも見逃せない。本書では、秋まき、春まきそれぞれの栽培を中心に、苗づくりから定植、肥培管理、雑草対策など、最高の“育ちのコース”をとるための勘どころを整理。また、直売所などでの品揃えに有利なオニオンセット栽培、低コスト生産を目指す春まき直播栽培なども紹介。
目次
第1章 タマネギ栽培をおもしろく(人気野菜タマネギ―だから輸入も多い!?;加工・業務用は価格プラス品質で勝負 ほか)
第2章 ここが肝心!タマネギ栽培ホントの要点(作型に最適の品種を選ぶ;花芽分化とトウ立ちを防ぐ ほか)
第3章 作型の選択と品種(栽培地と作型選択;作型別品種選択 ほか)
第4章 栽培タイプ別管理の実際(秋まき栽培(府県タイプ)
春まき栽培(北海道) ほか)
著者等紹介
大西忠男[オオニシタダオ]
1947年兵庫県姫路市生まれ。1970年岡山大学農学部卒業。兵庫県立農業試験場にてタマネギ、ハクサイ、イチゴなど露地野菜の栽培、また有機栽培やゴルフ場の雑草防除などの研究に従事。普及部長、園芸部長、病害虫防除部長、農業技術センター所長を歴任。2008年3月退職。現在、兵庫県農林水産技術総合センター技術参与(非常勤)
田中静幸[タナカシズユキ]
1959年北海道生まれ。屯田兵入植4代目。実家はナガネギ農家。1983年北海道大学大学院修士課程修了。空知東部地区農業改良普及所、道立中央農試、同北見農試などを経て、現在、(地独)北海道立総合研究機構花・野菜技術センター勤務。果樹と野菜の品種改良及び栽培技術開発に従事。これまでにハスカップ「ゆうふつ」、リンゴ「マオイ」、タマネギ「蘭太郎」、「さらり」、「収多郎」、「早次郎」他の品種を共同育成(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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