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内容説明
高度経済成長に沸く昭和40~50年代の日本、急速に姿を変えてゆく農山漁村の風景や暮らしの中に秘められた豊かさや知恵を探し求めて、ひたすらに歩きつづけていた若者たちがいた。民俗学者宮本常一と彼が率いた近畿日本ツーリスト株式会社・日本観光文化研究所に参じた若者たちである。この双書は同研究所が発行した幻の月刊誌『あるくみるきく』を地域別、テーマ別に編んだ昭和日本の風土記集である。
目次
一枚の写真から―イカを追うて
熱海今昔
富山紀行
山河無尽―大井川上流域の暮らし
越前―浦々の漁撈
若狭・旅の断章
宮本常一が撮った写真は語る―石川県輪島市舳倉島
著者等紹介
田村善次郎[タムラゼンジロウ]
1934年、福岡県生まれ。1959年東京農業大学大学院農学研究科農業経済学専攻修士課程修了。1980年武蔵野美術大学造形学部教授。武蔵野美術大学名誉教授。文化人類学・民俗学。大学院時代より宮本常一氏の薫陶を受け、国内、海外のさまざまな民俗調査に従事。『宮本常一著作集』(未来社)の編集に当たり、宮本常一没後、近畿日本ツーリスト・日本観光文化研究所副所長
宮本千晴[ミヤモトチハル]
1937年、宮本常一の長男として大阪府堺市鳳に生まれる。東京都立大学人文学部人文科学科卒。山岳部に在籍し、卒業後ネパールヒマラヤで探検の世界に目を開かれる。1966年より宮本常一主宰の近畿日本ツーリスト・日本観光文化研究所(観文研)の事務局長兼『あるくみるきく』編集長として、所員の育成・指導に専念。1979年江本嘉伸らと地平線会議設立。1982年末観文研を辞して、向後元彦が取り組んでいたマングローブ植林技術の開発と実施をもくろむ「(株)砂漠に緑を」に参加し手伝う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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