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内容説明
名著「忘れられた日本人」の著者宮本常一と薫陶をうけた若者たちが活写。幻の月刊誌『あるくみるきく』を地域別、テーマ別に編んだ昭和日本の風土記集。
目次
一枚の写真から―草屋根の意志 昭和五四年(一九七九)五月「あるくみるきく」一四七号
町衆の町―周防大島郡久賀 昭和四九年(一九七四)一月「あるくみるきく」八三号
三原―昭和五一年(一九七六)二月「あるくみるきく」一〇八号
旅あきない―昭和五二年(一九七七)三月「あるくみるきく」一二一号
鍬の輿入れ―昭和五八年(一九八三)三月「あるくみるきく」一九三号
瀬戸内の釣漁の島・沖家室―昭和五八年(一九八三)五月「あるくみるきく」一九五号
牛窓の写真館―昭和六一年(一九八六)五月「あるくみるきく」二三一号
塩飽の島じま―技もつ海人の辿った道 昭和六二年(一九八七)四月「あるくみるきく」二四二号
宮本常一が撮った写真は語る―山口県周防大島 昭和三〇、三二、三七年(一九五五、五七、六二)
著者等紹介
田村善次郎[タムラゼンジロウ]
1934年、福岡県生まれ。1959年東京農業大学大学院農学研究科農業経済学専攻修士課程修了。1980年武蔵野美術大学造形学部教授。武蔵野美術大学名誉教授。文化人類学・民俗学。大学院時代より宮本常一氏の薫陶を受け、国内、海外のさまざまな民俗調査に従事。『宮本常一著作集』(未来社)の編集に当たる
宮本千晴[ミヤモトチハル]
1937年、宮本常一の長男として大阪府堺市鳳に生まれる。小・中・高校は常一の郷里周防大島で育つ。東京都立大学人文学部人文科学科卒。山岳部に在籍し、卒業後ネパールヒマラヤで探検の世界に目を開かれる。1966年より近畿日本ツーリスト・日本観光文化研究所(観文研)の事務局長兼『あるくみるきく』編集長として、所員の育成・指導に専念。1979年江本嘉伸らと地平線会議設立。1982年観文研を辞して、向後元彦が取り組んでいた「(株)砂漠に緑を」に参加し、サウジアラビア・UAE・パキスタンなどをベースにマングローブについて学び、砂漠海岸での植林技術を開発する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。