目次
プロローグ―今、なぜ二宮尊徳か(二宮尊徳の思想史的意義;尊徳研究の回顧と展望―限界と問題の所在)
第1部 尊徳社会とは何か―本書の課題と方法(遺言―戦戦兢兢深淵に臨むが如く、薄氷を履むが如し;各仕法の意義と概要;各仕法の成果とその問題点)
第2部 尊徳仕法の研究―改良から革命へ(桜町仕法―転機と開眼;小田原仕法―対立と挫折;日光仕法―自発的仕法の成果;相馬仕法―成功と変容の過程;自問自答―尊徳仕法の再検証;桜町仕法における分度―その限界と展開;誰のための仕法か―各仕法の上納額、繰入額と農民の取得額;もう一つの遺言―必予が言に違う事勿れ)
第3部 研究余滴―尊徳思想の哲学的基礎(『三才報徳金毛録』のこと―友人への手紙)
エピローグ―真正な尊徳像の構築を
著者等紹介
稲葉守[イナバマモル]
1938年(昭和13年)生。横浜市立大学卒業、東京都立大学大学院を経て、同大学人文学部に勤務。退職後、2008年まで富士経済顧問。専門はドイツ哲学(形而上学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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