内容説明
マンゴージュースにプリン、ドライフルーツ…いま、いろんな加工食品にマンゴーがつかわれているね。熱帯果樹らしいマンゴーならではの香りと味で、とてもおいしいフルーツだ。でも、ふつうに売られているのはフィリピンやメキシコなど外国産のマンゴーが多いね。国産マンゴーはまだそれほど多くないよ。だけど国産の完熟マンゴーはトロピカルな甘みと香りの、とろけるおいしさだ。きみたちもぜひ自分でマンゴーの木を育てて、そのおいしさにせまってみよう。
目次
インドの王さまにかわいがられた、くだものの王
大航海時代にポルトガル人が世界へ広めた
ふるさとでは、大木にたわわと実る
日本では、ハウスで盆栽のようにして育てる
形も色も大きさもちがうマンゴーの種類いろいろ
栽培ごよみ
接ぎ木苗を入手して、雨よけしてポットで育てよう!
新芽は赤い。年に3回、枝がのびる!
冬はあたたかい室内へ。花が咲いた!
訪花昆虫で受粉。簡易ハウスで雨をよけよう
さぁ!収穫だ!ドキドキワクワク
タネから育てて新品種の実をならせてみよう!
病害虫や生理障害に気をつけよう!
小さなミニマンゴーも、味はばつぐん!
マンゴーを味わいつくす、きれいな切り方・飾り方
著者等紹介
よねもとよしみ[ヨネモトヨシミ]
米本仁巳。1954年和歌山県生まれ。1975年国際農業者交流協会農業研修生として渡米。研修終了後、1978年ワシントン州ビッグ・ベンド・コミュニティー・カレッジ入学。1979年カリフォルニア州立ポリテクニック大学パモナ校編入。1981年同大学農学部果樹産業科卒業。帰国後、和歌山県農業大学校、同県果樹園芸試験場などをへて、現在、独立行政法人国際農林水産業研究センター熱帯・島嶼研究拠点(沖縄県石垣市)に勤務。農学博士(近畿大学)。2006年「温帯における熱帯果樹の導入及び栽培に関する研究」で日本熱帯農業学会研究奨励賞を受賞
くまあやこ[クマアヤコ]
1972年神奈川県生まれ。イラストレーター。中央大学独文専攻卒業。イラストレーション青山塾ドローイング科修了。書籍装幀や挿絵を中心に活動し、定期的に個展を開催している。装画を描くコンペティション作田えつ子賞、HBファイルコンペ副田高行特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。