出版社内容情報
ワイン・清酒・酢・麹などの著書があり醸造全般に造詣の深い著者による極上みそつくりの指南書。米・麦・豆・雑穀などを麹にした日本列島の特徴あるみそを自在につくるコツを伝授。コタツを使う簡単な麹つくりも併載
内容説明
永年、黙々とみそづくりを読けてきた元麹屋の著者が「一念発奮」して、極上のみそづくりの奥義を開陳。本書では、必要にして十分なみそづくりの知識と技術、そして精神を詳述した。
目次
序章 「自然在身」―みそは生きている
第1章 みそづくりの基礎知識(みその歴史―「醤(ジャン)」の流れ・「みそ」の系譜
みその分類―あなた好みのみそは? ほか)
第2章 永田流みそづくりの実際(みそづくりの準備;仕込みの実際)
第3章 みそ用麹のつくり方―新案・簡易製麹法を公開(準備する道具・器具;みそ用麹づくりのポイント ほか)
第4章 みそを使ったおすすめ料理集(手前みそ自体がすばらしい素材;手づくりみそを使ったおすすめ料理)
著者等紹介
永田十蔵[ナガタジュウゾウ]
福岡県出身。家業が麹製造業であったために、もの心がついたころから発酵に携わってきた。郷里を離れて他業に就いた後も、「醸し」の研鑽・研究は怠りなく続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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pocco@灯れ松明の火
7
味噌をつくりたくて:東海圏なら八丁味噌。関西圏なら白味噌。九州なら麦味噌。その土地によって味噌の作り方がちがう。作りたいが、難しい・・・。2013/01/24
himawari
6
祖父の作った大豆で味噌を作りたくて読みました。皆さんの感想にあるように、気軽な手作りではなく手作り味噌を極めたい人向け。でも簡素化されて説明を省略されてしまうより、詳しく説明がされている方が何かと助かるので私は好き。経験が無くても味噌を作りたい!と言う目標のある人なら、日本のどこに住んでいても確実に味噌を作り始めることが出来る本。(温度管理が必要なので寒いときは難しいけど)地域や種類など難しいことは考えず、まずはスタンダードな物を作ろうと思う。2015/06/06
Mist/shaker
0
書いてあることが初心者向けとは程遠く、これを読んでできる気がしなかった。2015/01/13
都
0
味噌の歴史に始まり、米麹の作り方、甘口辛口味噌の作り方まで、詳細に書かれています。入門書というよりは、極めたい方向けの1冊です。2010/06/14