内容説明
むかしはどんな家に住み、なにを食べていたの?どんな病気が多かった?むかしのお医者さんや看護師さんはどんな人?人びとは戦争や伝染病に苦しみながらも、力をあわせていのちを守り育ててきました。生産・労働/衣食住と衛生環境/疾病・医療・看護・医学/母子保健・福祉などの視点で日本史をたどる歴史絵本。
目次
不景気と飢えに苦しむ
特急「燕」号が走った
昭和初期の子どもの遊び
伝染病が人びとを苦しめる
戦争は罪なき人びとの命をうばう
戦場での看護婦
学童疎開の日々
沖縄のひめゆり部隊
原爆、その地獄絵
敗戦後のくらし
不衛生の改善としらみ退治
食糧難と買い出し
不治の病「結核」とたたかう
生ワクチンをもとめた母親たち
高度成長の落とし物―公害
飽食の時代、生活習慣病に苦しむ
若者の命が危ない―交通事故
現代の医療
過労死―働きすぎ社会の健康
今、地球が危ない
解説
年表
著者等紹介
加藤文三[カトウブンゾウ]
1930年、東京に生まれる。東京都立大学卒業。江東区立第2砂町中学校などで33年間社会科を教える。その後、埼玉大学などで講師として社会科教育法を担当
名原壽子[ナハラヒサコ]
1936年福岡に生まれる。九州大学看護学校、東京都立の保健婦学院卒業後、保健婦の経験を経て、国立公衆衛生院、九州産業大学経済学科卒業。保健婦教育、看護教育、厚生省の保健婦教員養成を経て、宮崎県立看護大学、03年から九州看護福祉大学で看護教育に従事。現在、同大学大学院特任教授。公衆衛生、地域看護関連学会、看護史研究会、日本医史学会会員
石井勉[イシイツトム]
1962年、千葉県に生まれる。鎌倉彫りの塗師、染色デザイナーを経て、児童書のさし絵、絵本の創作に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。