出版社内容情報
啓蒙主義的・合理的な知を超越した新しい形の形而上学によって、近代科学・技術文明を根本的に転換させて新たに創出すべき現実秩序の存立構造を具体的なかたちで示す独創的哲学。
目次
序章“物質文明”から“創造的生命文明”へ（近代科学技術文明と現代の危機；科学的宇宙観と人間の生の無目的化 ほか）
第１章 四次元統合態としての全現実の存立構造（絶対無の実在界―宗教的体験の普遍化・論理化；対自的絶対無の実在界―天台・華厳の縁起世界のとらえ返し ほか）
第２章 終末論的危機の時代としての現代（近代科学技術文明の危機の実相と人間の責任―創造的生命の論理に無自覚な科学的な知；相対的絶対無の実在界に於ける対立・相剋―自然生態環境・社会文化環境の人間への従属 ほか）
第３章 近代の根本的転換と新しい文明・現実秩序の創出（新しい形而上学の構築と創造的生命文明の創出―古代の精神革命への遡源と現代の思想革命；無限絶対の実在界に於ける宗教的共同体の形成―宗教思想の現代化 ほか）
著者等紹介
根井康之［ネイヤスユキ］
１９４６年宮崎県生れ（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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