内容説明
着花が容易な一方で、実着きが悪いのがキンカン。大玉になる一、二番花の着果率向上は、充実した新梢づくりがポイント。樹勢を維持する施肥や葉面散布、当年の新梢管理のコツを詳解。露地、大玉完熟、早期出荷の3作型を紹介。昔懐かしい砂糖漬けやキンカン湯、果実酒やゼリー、ジャムなど、健康にいい果実の楽しみ方を幅広くガイド。実際家の加工販売事例も具体的に紹介する。
目次
第1章 小さなひと粒に大きな力―キンカンの魅力
第2章 キンカンの特徴と品種
第3章 キンカンの導入と栽培のポイント
第4章 キンカン栽培の実際
第5章 施設栽培の管理のポイント
第6章 病害虫防除と生理障害対策
第7章 キンカンの機能性と加工の実際
著者等紹介
河瀬憲次[カワセケンジ]
1932年宮崎県生まれ。1955年宮崎大学農学部卒業。農林省九州農業試験場、同園芸試験場久留米支場、農林水産省果樹試験場口之津支場研究室長、同興津支場研究室長、同口之津支場長、大阪府立大学教授、熊本県農業研究センター特別研究員を経て、現在、宮崎県立農業大学校非常勤講師、河瀬技術士事務所代表。農学博士(京都大学)。園芸学会賞、熊本県農業功労特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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