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内容説明
砂漠と石油とイスラーム?思い込みを一掃する、豊かな食卓。多彩なパン、香ばしい肉料理、新鮮な野菜、お菓子とコーヒー。戦争よりも、美味しいものを。対立よりも、食べ物をめぐる対話を。ご馳走は、諍いを鎮めます。
目次
序章 沙漠、農地、都市、そしてイスラーム(アラブとは何か;中東アラブの地域分けとその歴史;沙漠・農地・都市;イスラーム)
第1章 東アラブ―乳と蜜の流れる大地の食彩(歴史的シリア;イラク)
第2章 アラビア半島―コメ料理とコーヒー文化(サウディアラビア;オマーン;イエメン)
第3章 ナイル河谷―生命の糧としてのパン(エジプト;北スーダン)
第4章 マグリブ(西アラブ地域)―クスクスとハッカ茶(クスクスのすべて;マグリブのポピュラーな料理;断食月の楽しみ;アルコールの禁忌と嗜好性飲料の発達;お菓子と果物そして保存食)
著者等紹介
大塚和夫[オオツカカズオ]
1949年北海道生まれ。東京都立大学人文学部卒業。東京都立大学大学院社会人類学専攻博士課程修了、博士(社会人類学)、社会人類学・中東民族誌学。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授・所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
茶坊主
2
世界の食文化のシリーズ「アラブ」編。アラビア半島から、北アフリカまで、カバーしてる範囲は広い。 意外にも、米はよく使われる。地域基本は羊。そして手で食べる。手食の文化って、どのくらいの範囲なんだろう? アラブの家庭に招かれたら、料理は完食しちゃダメ。「足らない」という意味になる。甘い甘い紅茶やコーヒーはおもてなしの基本。お見送りにはお香を焚く。公共の場で、持参の水を飲むときは、周りの人にも勧めるのが礼儀。 知ってるようで知らないアラブ。面白かった~。 2018/08/29
フラボノ
1
アラブ民族の食文化をまとめた本。昼に断食するラマダンの方が反動で夜豪華な食事になり食費が上がると各国で書かれていて、はえ〜となった。2025/05/14
はにゅ
1
アラブ料理って幅広いんですね。2007/05/19
みなぽん
1
チュニジア料理を懐かしく思いだした。食材は豊富でしたね、食材は(笑)なので長期滞在は嫌だけどまた旅行したい。それで安い果物やマクロウドやクスクスを食べたい。ブリック、自宅で作れないもんかな。2013/07/16
いぬ
1
アラブ料理というものへの知識をあまり持たないまま読んだのですがその魅力を十分に感じることができた。食文化の入門にはピッタリの本。トマトとニンニクをたくさん使う豪快な煮込み料理…ぜひ食べてみたい!!!食材豊富なマグリブ料理にも心惹かれた。2013/01/25
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