内容説明
竹かご、竹ぼうき、竹ばしご…。竹は、くらしのいろいろな場面で使われているね。いまでこそ、プラスチックや金属にとってかわられたけれど、つい50年ほど前までは、竹は、木材とならんで、もっとも身近に使われてきた素材のひとつだったよ。竹は、くらしをどのように支えてきたのだろう?竹の加工の仕方を学んで、竹材のよさをもういちど発見してみよう。
目次
長岡京の下水管にも使われた竹
アジアのくらしを支えるバンブー文化
竹は、強く、曲がり、中が空胴
日本の竹細工、アジアの竹細工
竹材を用意しよう!
竹を加工するための道具たち
ひごをつくろう!まずは手順を覚えよう
竹ひごをつくる1―竹を割って、剥ぐ
竹ひごをつくる2―ひごの幅と厚みをそろえる
四つ目編みのかごを編もう!手順を覚えよう
四つ目編みでかごをつくる1―底を編む
四つ目編みでかごをつく(2―腰起こし、胴編み、縁づくり;菱形もようが美しい網代編みに挑戦だ!;かんたんな六つ目編みの花かごをつくろう;竹で編んだ作品を飾ってみよう
著者等紹介
うちむらえつぞう[ウチムラエツゾウ]
1932年京都市生まれ。56年京都大学農学部林学科卒業。京都大学農学部助手をへて、62~73年熊本県林業研究指導所、73~90年農林水産省林業試験場(現・独立行政法人森林総合研究所)、90~96年大阪市立大学教授・同附属植物園園長、(社)日本林業技術協会技術指導役、日本林業同友会専務理事を歴任。現在、富山県中央植物園園長、竹資源活用フォーラム会長、日本竹協会副会長など
こんどうゆきお[コンドウユキオ]
1951年北海道(興部町)生まれ。1979年に民間会社退社後、京都で篭の勉強を始める。大阪工芸展、日本伝統工芸展などに入選、個展など20回。現在、関西を中心にカルチャーセンター等で竹工芸を指導。竹工芸作家。岡山県美作市にて駒ノ旺竹工房主宰
つちはしとしこ[ツチハシトシコ]
1960年和歌山県生まれ。浪速短期大学デザイン美術科卒業。Bグラフイックスでアシスタントとして働いたのち、フリーのイラストレーターとして仕事を始める。TIS会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Aya Murakami
FOTD
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく