内容説明
野菜の病気・害虫の発生生態を、33の病原と27の種類ごとに分類、整理し、詳細に図説。被害作物とのかかわりのなかで、その生活史が視覚的に把握できる。発病、加害の生態を伝染環・生活環として解説、その“環の遮断点”を探る中から防除の狙いめを導く。的確な生態的(耕種的)防除、効率的な薬剤防除の勘どころが見えてくる。病原(属名)ごと、害虫種類(目名)ごとに逆引きできる便利な適用薬剤一覧付き。
目次
病害編(ウイルス病;ファイトプラズマ病;細菌病;菌類病)
害虫編(昆虫類;ダニ類;ワラジムシ類;ナメクジ・カタツムリ類;センチュウ類)
著者等紹介
米山伸吾[ヨネヤマシンゴ]
1931年東京生まれ。千葉大学園芸学部卒業。農学博士。茨城県園芸試験場環境部長、同農業試験場病虫部長などを経て、退職。現在(財)日本園芸生産研究所非常勤研究員。この間、国際協力事業団(JICA)の専門家として、1992~1994年と2000年にブラジル、1988年および1998年にスリランカへ派遣される。おもな研究領域は植物の病害の発生生態と防除法の開発研究
根本久[ネモトヒサシ]
1950年埼玉県生まれ。東京農工大学農学部卒業。農学博士。現在、埼玉県農林総合研究センター園芸研究所(副研究所長)、東京農工大学非常勤講師(前期)。おもな研究領域は施設での天敵利用や露地害虫の天敵を温存した害虫管理、また農薬の生態毒性学について
上田康郎[ウエダヤスオ]
1952年東京都生まれ。玉川大学農学部卒業。現在、茨城県農業総合センター農業研究所(首席研究員兼病虫研究室長)。おもな研究領域は土壌害虫・線虫の生態と防除法および生物防除に関する試験研究
都築司幸[ツズキタカユキ]
1952年愛知県生まれ。三重大学大学院農学研究科修士課程修了。農学修士。1997年まで出光興産(株)中央研究所等にておもに農薬の研究開発に従事。現在、「植物保護システム」代表。おもな研究領域は植物病害の防除法および防除支援システムの開発
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