出版社内容情報
世界農業の動向と課題に関するFAOの年次報告書。今号の特集は農業バイオテクノロジー。
内容説明
貧困者の必要を満たすための農業バイオテクノロジー―特に遺伝子組換え作物―の可能性を探る。また、農業の技術変化の社会・経済的影響の分析を示し、また遺伝子組換え作物の人間の健康と環境にとっての安全性についての最新の調査結果を示す。農業バイオテクノロジーの潜在能力を確実に貧困者の必要に集中させるには、投資を農業研究やその成果の普及、さらに安全性・環境への配慮等に振り向けることの必要性が示唆される。
目次
第1部 農業バイオテクノロジー―貧困者の必要を満たすことができるか?(議論の枠組み;これまでの証拠;貧困者のためのバイオテクノロジー利用)
第2部 世界・地域別概観―事実と図示(栄養不足の動向;食料緊急事態と食糧援助;作物と家畜生産;世界の穀物供給の状況;商品の国際価格の動向 ほか)
第3部 付属統計