内容説明
メダカやコイ、フナ、ナマズなど、田んぼに生命を支えられてきた魚たちの弱さや強さ、必死に生きる姿を紹介しながら、どんな水田・水路環境が彼らにとって、そして人間にとっても望ましいかを探り出す。
目次
1章 田んぼに登る魚たち
2章 田んぼの魚と水辺のネットワーク
3章 田んぼはメダカのマイホーム
4章 メダカの体力テスト
5章 田んぼから脱出するメダカ
6章 田んぼに「魚道」をつける
田んぼの魚のふしぎ生態(キンさんギンさんの不思議な関係―変身する?フナの話;清流魚イトヨは生き残れるか?―生息可能区域の調査から)
7章 田んぼの魚をどうやって守るか?
著者等紹介
端憲二[ハタケンジ]
(独)農業工学研究所水工部長。1950年大阪市生まれ。京都大学大学院農学研究科博士課程修了。農学博士。79年、農水省農業土木試験場研究員となり、2003年から現職。筑波大学客員教授を併任。専門は農業土木学。農村地域の水質・生態環境について、工学的な視点から研究を進める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。