土壌学の基礎―生成・機能・肥沃度・環境

土壌学の基礎―生成・機能・肥沃度・環境

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 389p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784540032943
  • NDC分類 613.5
  • Cコード C3061

内容説明

本書では、土壌学の最先端の知見を述べることよりも、基礎的な事項を可能な限り平易に述べ、理解しやすくすることに努めた。それは、一見複雑に見えてわかりにくい土壌の世界が、実は見事な自然の調和の美しさで律せられていることを、読者に味わってもらいたいためでもある。

目次

地球の生命を支える土壌
土壌は「環境の産物」
有機物が土壌をつくる
「土は生きている」―土壌生物の働き
土壌の骨格とそれを決めるもの
土壌の水と空気
土壌の温度とその影響
土壌が養分を保持する機能
土壌の酸性化と作物生育
土壌肥沃度と作物生産〔ほか〕

著者等紹介

松中照夫[マツナカテルオ]
酪農学園大学教授・農学博士。1948年兵庫県尼崎市に生まれる。1971年北海道大学農学部農芸化学科卒業。1971~72年北海道大学農学部助手(農芸化学科土壌学講座)。1972~76年北海道・南根室地区農業改良普及所で農業改良普及員に従事。1976~95年北海道立根釧・北見・天北の各農業試験場にて、土壌肥沃度と作物生産の研究に従事。この間、1991~92年にイギリス・ノーフォークのモーレイ研究センター、およびジョン・インズ・センターの客員研究員。1995年~現在、酪農学園大学酪農学部酪農学科土壌植物栄養学研究室にて、土壌肥沃度と植物栄養に関する教育と研究に従事
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ykoro

6
【速読】土壌生物、有機物の無機化、養分、有機態窒素の無機化などが分かりやすい。2016/04/22

里のフクロウ

4
専門書ですので読メにはどうかとも思いましたが、紹介したい部分がありましたのであえて。とにかく読みやすい。語り口で書かれまるで講義を聴いているよう、そして専門用語や数式などが少なく、使う場合でもしっかりした注釈がついている。次に土壌の抱える課題が浮き彫りになっている。それを歴史的背景から説き起こしているため理解しやすい。特に巻末の環境問題は農業関係者だけでなく環境問題に関心ある人びとにもしっかりした根拠のある議論の裏付けを提供できるものと思う。いずれにしても土壌に関わる基礎知識を学習できる良書である。2016/07/13

Saiid al-Halawi

4
超絶分かりやすい。何よりも教科書として優れてると思うけど、読み物としても面白い。土壌養分の溶脱だとか、マメ科植物の窒素固定だとか、そういった話題を化学的なアプローチから丁寧に説明してくれてる。正直なところ元素記号満載の化学式が頻発し始めたあたりから挫折しかけたけど、まぁホントに分かりやすい。2012/02/03

砂の中のぴぃたぁ

2
橋本研の人に「今更読み終わったのか」と言われそうですが、読了しました笑 去年のうちにもっと勉強すべきだったと後悔していますが、これからがんばります。良書に出会えてよかったです。2016/05/29

折り紙

2
凄く分かりいやすい専門書です。自分の大学はこれを参考書代わりに使っていましたが、手放す事の出来ない本になりました。 2012/06/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/582510
  • ご注意事項

最近チェックした商品