出版社内容情報
五月に舞台「蘭 緒方洪庵浪華の事件帳」として話題になった“浪華の事件帳”シリーズ。大坂の町を陰で守る「在天別流」の姫、東儀左近の活躍譚、書き下ろし新作がここに登場! 神秘に包まれた兄、東儀上総。おなじく謎だらけの赤穂屋に隠された真実がここに明かされる! 年端はいかなくても、凛とした左近の胸中によぎるものは!? 大坂を愛する者たちの、重く密かな戦い――読み応えがすごい、左近シリーズ、書き下ろし第3弾!
築山 桂[ツキヤマ ケイ]
著・文・その他
内容説明
四天王寺の境内で、東儀左近はぼろを着た三十半ばの女に「死んだ息子の仇を取ってほしい」とすがりつかれた。聞けば、廻船問屋・長浜屋のべか車に轢き殺されたのだが、役人が金で丸め込まれ、車力も長浜屋も無罪になったという。難波宮からこの方、千年以上も大坂の民を陰で守り続けてきた“在天別流”の姫である左近は、事件を調べ始める。すると、なぜか京都所司代・水野忠邦の家臣が左近の周りをうろつき出し…。シリーズに待望の新作、書き下ろし長編第3弾!
著者等紹介
築山桂[ツキヤマケイ]
京都府出身。大阪大学大学院博士後期課程単位取得。専攻は日本近世史。1998年『浪華の翔風』で作家デビュー。児童書も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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