双葉文庫<br> 影の泣く声―左近 浪華の事件帳

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双葉文庫
影の泣く声―左近 浪華の事件帳

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  • サイズ 文庫判/ページ数 300p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575669299
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

五月に舞台「蘭 緒方洪庵浪華の事件帳」として話題になった“浪華の事件帳”シリーズ。大坂の町を陰で守る「在天別流」の姫、東儀左近の活躍譚、書き下ろし新作がここに登場! 神秘に包まれた兄、東儀上総。おなじく謎だらけの赤穂屋に隠された真実がここに明かされる! 年端はいかなくても、凛とした左近の胸中によぎるものは!? 大坂を愛する者たちの、重く密かな戦い――読み応えがすごい、左近シリーズ、書き下ろし第3弾!

築山 桂[ツキヤマ ケイ]
著・文・その他

内容説明

四天王寺の境内で、東儀左近はぼろを着た三十半ばの女に「死んだ息子の仇を取ってほしい」とすがりつかれた。聞けば、廻船問屋・長浜屋のべか車に轢き殺されたのだが、役人が金で丸め込まれ、車力も長浜屋も無罪になったという。難波宮からこの方、千年以上も大坂の民を陰で守り続けてきた“在天別流”の姫である左近は、事件を調べ始める。すると、なぜか京都所司代・水野忠邦の家臣が左近の周りをうろつき出し…。シリーズに待望の新作、書き下ろし長編第3弾!

著者等紹介

築山桂[ツキヤマケイ]
京都府出身。大阪大学大学院博士後期課程単位取得。専攻は日本近世史。1998年『浪華の翔風』で作家デビュー。児童書も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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やま

97
【再読】左近 浪華の事件帖シリーズの3作目。2019.01発行。字の大きさは、中。左近は、女の身でありながら、形ばかりとはいえ「左近将監」という名を授かり、在天 楽人の端くれとして振る舞うことを許された時、どれほど喜びを抱いたことか。生まれ育った江戸の屋敷では、妾腹の娘は、そんな暮らしを夢見ることも許されなかった。異母兄・上総は、この妹をことのほか可愛がり、側近の若狭を常にそばに付けて置くほどである。在天別流は、忍びの技を用い、異国からの短銃を使い大阪の町と町の民を守る守護者として活躍する。左近の活躍は…2019/12/04

真理そら

33
久々の新刊、とにかくうれしい!べか車に息子を轢き殺された女の騒ぎっぷりに唖然として読み進んでいたら、ゾッとする方法での大店乗っ取りの話になる。左近ちゃんがややかわいらしい性格になってる気がした。前2巻を読み返してみようかな。2019/01/17

火烏

8
左近が若いなア2019/03/07

陽ちゃん

7
緒方洪庵から見た左近とは違い、迷い、悩む左近が初々しい。とは言っても、異母兄の弓月や「在天」のためなら迷わずに人を斬れる訳ですが。それにしても赤穂屋の正体びっくりでした。2019/03/24

6
緒方洪庵の事件簿で好きになった一冊。やっと読了(笑) 左近のもだもだが可愛らしいやら謎解き(?)がどきどきやらで楽しく読ませていただきました。町のために動く在天がかっこよい!2020/02/29

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