内容説明
本書では、春のおかずの数々を収めている。季節があって、素材と出合い、調理が生まれる。日本の家庭料理は季節と食材と調理技法との出合いである。それが体の要求とも合致する。旬の食材をその日の家族の希望や季節の行事に添って調理するところに、それぞれの時季の家庭料理が生まれる。本書ではこのような考え方にたって、その料理の主要な材料を“野菜”“豆類、豆腐、こんにゃく”“山菜、野草、きのこ”“海の幸、川の幸”“肉、卵”に大別し章立てしている。
目次
野菜のおかず(からしなの鼻はじき(石川県松任市)
ざく煮(福島県喜多方市) ほか)
豆類、豆腐、こんにゃくのおかず(小豆煮(山形県朝日村)
こんにゃくところてん(茨城県大子町) ほか)
山菜、野草、きのこのおかず(あさづきのなます(新潟県村上市)
おおあざみの煮もの(岐阜県徳山村) ほか)
海の幸、川の幸のおかず(あさりの味噌煮(東京都墨田区緑)
あさりのむき身のぬた(広島県瀬戸田町) ほか)
肉、卵のおかず(おばとじゃがいもの煮つけ(佐賀県諸富町)
皮鯨とたけのこの煮しめ(熊本県湯前町) ほか)
著者等紹介
奥村彪生[オクムラアヤオ]
1937年和歌山県生まれ。伝承料理研究家。奈良女子大学非常勤講師、国立民族学博物館共同研究員。著書多数
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