内容説明
本書は、答案を書く人が、まず「論点」をどうとらえるべきか、そしてつぎに、どういう順序で叙述すべきか、すなわちどのように答案を「構成」すべきか、ということを指導している。１００題の設問は、主として大学の学年末試験で出題されたものから選択した。第３版では、新しい憲法状況に適合できるように全面的に書き直し、１９８０年以前に出題された「問題」は原則として削除あるいは改訂、新しい「問題」の選択については、公務員試験等で出題されたものを優先した。
目次
第１部 総論（近代憲法の特質；憲法の最高法規性；憲法制定権力 ほか）
第２部 人権（基本的人権の主体；人権の限界；基本的人権と公共の福祉の関係 ほか）
第３部 統治（政党；国会の最高機関性；唯一の立法機関 ほか）
著者等紹介
諸根貞夫［モロネサダオ］
１９５０年２月福島県で出生、その後東京で育つ。小石川高校卒業。１９６９年４月早稲田大学入学、同卒業、同大学院入学、同博士課程修了。１９８１年１０月愛媛大学講師、その後助教授を経て、教授（教育学部・教育学研究科で憲法担当）。最近の著作に『地球時代の憲法』（共著、法律文化社、１９９８年）、『あたらしい法学』（共著、敬文堂、１９９８年）
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